DMVに遭遇〔6894〕2022/03/01
2022年3月1日(火)薄曇り
3月か。3月。春になりました。
昨日は、室戸から東洋町まで車を走らせて、仕事してきました。実は来月、新年度から、東洋町と室戸市の学校給食用牛乳を弊社が供給させていただく運びとなり、そのご挨拶やら諸々の打ち合わせ、相談にでかけておったのであります。
思ってたより、近かったです。東洋町。国道を走り、室戸経由で向かった東洋町。東洋町は、昭和34年に甲浦町と野根町が合併してできた町。僕の記憶では、2年交代かなにかで、野根と甲浦の間を役場が行ったり来たりしていたのが印象深い、東洋町。合併後にどちらに役場を置くのかで紛糾し、折衷案として2年ごとに引っ越しを繰り返す、という、折衷案にもほどがある対策がとられておった訳です。
現在の役場は、野根と甲浦の間の白浜にあります。1985年、昭和60年にできました。これもまあ、折衷案みたいなもんやけど、役場が固定されて良かった良かった。どちらからも、車で行きゃあしゅっとやし。公共交通機関も、DMVがあるし。
と思って調べてみたら、DMVって、普段はこの海の駅がある白浜と甲浦は通るけど、野根は通らんのですね。なるほど。野根ー甲浦間の公共交通は、高知県東部交通のバス(甲浦室戸線)が1日7往復だ。
で、DMVは、土日祝日に1往復だけ、室戸まで走る訳で、その際にはもちろん野根も、通ります。
で、今日、役場のある白浜の「海の駅」で、偶然DMVに遭遇したので、写真、撮ってきました。
で、DMV。土日祝日の1往復しか室戸まで走らんDMVなので、室戸では、いまひとつ関心度が低いと言いますね。室戸の人にも、そう聞きました。かたや、東洋町。昨日お会いした校長先生のお話では、東洋町の小学生は、皆、DMV体験を済ませたそうです。いいねー。僕も、いつか乗りにいきたい。できれば土曜か祝日に。JRで阿波池田から徳島を経由して阿波海南駅まで乗って、室戸までDMV。そして高知県東部交通のバスで、なはり駅。ごめんなはり線で帰る、というループを、いつか楽しんでみたいねー。
ところで、室戸市の予算でDMVを室戸まで毎便走らせたら、どれくらいの予算が必要なんだろうか。現在の東部交通の7往復を全部DMVにしたとして、甲浦ー室戸を1時間、距離にして岬経由で44kmで計算すると、2人役+燃料費、車両の維持費でしょうか。燃費が8km/リッターとして、一往復で11リッター。1日77リッター。150円/Lで計算すると、11,500円で月間約35万円。年間、420万円。これに二人役の人件費を見積もって、まあ、年間1500万円。それに維持費を入れて、2000万円くらいでしょうかね。
この無責任DMV試算では、年間2000万円の予算で、1日7往復、甲浦から室戸が無料で乗れるDMVを走らせることができる訳だ。無理かも知れんけど。
乗客が少ないから採算を考えて便数を減らす。すると不便になるので、益々利用客が減る。利用者が減るので、採算を考えて減便する。という負のスパイラルを脱するのは、地方の公共交通は「公共が担う」という考え方しかないのかも、知れない。
はなり駅からもDMVが走れるようにして、安芸駅発阿波海南駅行きのDMVが毎日7往復するという妄想を暴走させながら、3月が始まりました。
さあ、春。3月。妄想はこれっぱあにしちょいて、仕事を始めよう。