世の中、知らないことだらけ2〔6851〕2022/01/17
2022年1月17日(月)晴れ
昨日未明の津波、驚きましたねー。驚いた。
専門家も驚いたというから、地球のことってのは本当に、わかっていないということが、わかりました。昨日書いたように、昨日未明の時点での気象庁は「今まで私たちはこういう現象を知りません」と話していた訳で、その後、少しづつ、こういうことではないか、という専門家によるメカニズムの推理が流れるようになりました。
今の時点で言えるのは、トンガの火山噴火で、なんらかの衝撃波が発生し、それが潮位変化をもたらして津波のような現象になった、ということらしいですねー。
気圧が急に変化したので、気象庁も慌ててました。こんなこと、初めて、ということだったのでしょう。突然気圧が急変し、予想外の潮位変化が現れる。メカニズムを説明されてみると、なるほどねー、という感じになるけど、こんな事象が発生するとは誰も予想してなかった訳で、人類の想定を超えた訳であります。
単なる潮位の変化、ということではなくて、やはり「津波」のような現象だったようです。室戸の佐喜浜漁港では、漁船10隻ほどが沈没や転覆し、行方不明になっている船もあるんだそう。大きな被害ですね。昨日のニュースでは、これを「津波」と呼んでよいのかどうなのか、という専門家の意見も紹介されてました。誰も予想していなかった「津波のようなもの」による被害。自然の威力というものを、見せつけられましたねー。
僕は地学が好きで、火山噴火や地震についても、結構調べたりしてきました。でも、こんなのは初めて。つまり、昨日も書いたけど、人類が知っている地球ってのは、地球のほんの一部にしか過ぎない、ということでしょうね。
だから、地球環境の問題とか、公共工事による自然への影響とか、まだまだわかってないことがたくさんあるんだ、という前提で、ものごとを進めていかんと、大変なことになるかも知れない、ということを忘れてはいかん訳で、その警鐘を人類に鳴らしてくれたのが、この噴火と津波であるんだ、と考えたりする訳であります。
そうそう。元京大総長で、高校の先輩になる尾池和夫先生によると、地球は今、活動期に入っているそうです。人類の歴史にも大きな影響を与えてきた、地球の活動期。火山噴火や地震などが活発に発生する時代に突入した地球で暮らす僕らは、いつも、想定外のことが起きることを想定しながら生きていかんといかん訳だ。折りしも。今日は阪神淡路大震災から丁度27年。
なにより、地球をナメたらいかんのです。地球のこと、まだまだこれっぽっちも、わかってないのが、僕ら人類ということが、あらためてわかった、今回の「津波のようなもの」。
コロナという想定もしなかった災厄が襲い、専門家が予想もしなかった自然災害がやってくる。そんな星の上で、僕らは暮らしています。