10時10分30秒〔6846〕2022/01/12
2022年1月12日(水)晴れ!
昨日は暑いくらいの1日になりましたが、今朝は冷やい。冷え込みました。寒暖差、気をつけんと風邪引きます。で、今風邪引いたら、コロナの疑いとかでややこしいことになるので、なんとか風邪引かんように気をつけんといかん日々。面倒やねー。
でも今年もインフルエンザは少ないんでしょうかね。ここにきて、また、手洗いうがい、マスクに消毒と、みんな気をつけるようになってますきんね。コロナ退散オミクロン退散。
さて。こないだ、南国市の後免町にある中村時計店と時計博物館のこと、書きました。いやはやまったく、すごいコレクションでビックリした話。で、その博物館をつくられた中村昭弘さん、平成13年にこんな冊子を出版しておられました。今もお店で販売してます。「点滴石を穿つ」。時計発達の歴史。
時計というものがどのように生まれ、発達し、そして今に至っているかという歴史や、時計の動く仕組み、蘊蓄などなど、なかなか読み応えのある内容になってます。知らんかった話もどっさり。世の中知らないことだらけ。
で、それに書かれた小さなトピックに「10時10分30秒」というのがありました。
かつてシチズンが、「最も美しい時計の表情」についてアンケートを実施したんだそう。その結果、10時10分30秒が、時針分針秒針が文字盤を三等分する形になって一番美しい、という回答が一番多かったんだって。なるほど。
博物館に展示してある時計も、ほとんどが10時10分くらいを差しておりましたが、そういう理由やったんですね。
そのアンケートまで、シチズンは10時9分35秒が一番美しく見える時刻ということで、それを採用していたそうやけど、それ以来、商品撮影などは10時10分30秒に設定するようになった、と、書いてます。この本が書かれたのは平成13年のこと。2001年。今から21年前。
20年が経過して、今はどうなってるんだろう。といらん興味を掻き立てられて見てみました。シチズンさんのホームページ。
いかがでしょうか。うーん。どうやら基本、10時9分35秒だ。一度10時10分30秒にしたけど、また10時9分35秒に戻したということなんでしょうかね。謎だ。ちなみにカレンダーは7日の月曜日。
そこで日本最大手のセイコーさんを見てみました。おう。セイコーさんは、基本、10時8分42秒という表示になってるではないか。メーカーによって違うんだね。セイコーの最上級ブランドとして近年独立したグランドセイコーも、やはり10時8分42秒。日付表示は6日月曜日。なるほど。シチズンより1日早いのは、意味があるのでしょうか。どうでもいいですか?
ついでの餅に、海外ブランドも見てみました。世界最高と言われる時計ブランド、パテックフリップ。パテックは、10時8分37秒くらいのもあるし、10時8分30秒に見えるのも、ある。でもね。なんか正確ではないのである。スモールセコンドが30秒になってるのに、分針見ると8分丁度に見えたりして。この辺、日本の几帳面表示とはちと違う感じなんでしょうかね。知らんけど。
では、デジタル表示では、商品紹介でいったい何時が表示されているのでしょう。デジタル表示と言えば我らがカシオのGショック。高知出身のカシオさんは、この分野で世界をリードしております。Gショック、アナログ表示では10時8分36秒。なるほどね。セイコーにかなり近い。なるほど。そして問題のデジタル表示は。なるほど。10時58分50秒で統一されてました。日付も、6月30日の日曜日。どういう意味があるのか知らんけど、そういう表示になってます。
そんな訳で、今朝は中村時計博物館館長さんの書かれた本と、腕時計の時刻表示について調べてみました。いやー、知らんかった。世の中、それぞれ、いろんなことに考えを巡らして工夫していることがわかります。僕も、いろんなことに考えを巡らせ、仕事していかなくっちゃ。さあ。今日も頑張って仕事仕事。