豊予海峡、波高し〔6807〕2021/12/04
2021年12月4日(土)晴れ
昨日は、九州でした。大分。弊社が製造させて頂いている青汁、「みどり菜食健美」は、大分市に本社を置く九州乳業様のブランドでございます。そして、また、来年に向けて新しい協力体制による商品の準備をしております。乞うご期待!
今はコロナも落ち着いてて、人の動きも活発になってきてます。大分、佐賀関と愛媛、三崎を結ぶ国道九四フェリーも、多くの車でいっぱい。ただ、コロナ前は、観光バスとかが乗ってきて客室が一杯になる、みたいなことがあったけど、まだ、そういう感じにはなってません。なので、広くとってゆっくり休める客室。
昨夜は大分に泊まり、今朝、始発のフェリーで帰っております。朝7時、佐賀関港発のフェリー。今年就航したばかりの新船「涼かぜ」。キレイで快適。
船は、昇り始めた朝日に向かって進んでゆく。美しい豊予海峡。
今朝の豊予海峡は、かなり荒れてます。風強く、波高く。白波、三角波が立ってて、大きな船でないと危険なくらい。ここは「速吸瀬戸」とも呼ばれる理由が、この波見てるとよくわかる。すごい。そして美しい。
フェリーは車でいっぱいやけど、それは、減便していることも影響してますね。通常だと、なんと一日に16往復もあるのに、今は11往復。コロナの影響ってのは、やはり大きい訳やね。
この海峡を地理院地図で見るとこうで、20万分の1シームレス地質図で見ると、こう。地質的に見ても、佐賀関界隈は四国とつながってること、わかる。そして、豊予海峡の北側、佐田岬半島の北側に、夥しい断層。中央構造線が東西に走ってるのでね。
佐賀関には明治の頃から銅の製錬所があって、今も、港の横に、その威容で存在感しめしてます。地質図で見ると、三波川変性帯。つまり、徳島城から四国山地の真ん中を通っている、僕らにお馴染みの地層帯が、ここまで伸びてきている訳ですね。中央構造線の南側なので、まあ、当たり前やけど。
朝日が昇っているのは、高島。佐賀関の沖合に浮かぶ無人島。ウィキを見ると、なかなか興味深い歴史を経てきた島やね。戦時中の遺跡も、そしてその後の戦災孤児収容施設の痕跡もあるかも知れんので、一度行ってみたい島ではあります。渡るには釣り船とかに乗せてもらわんといかんのでしょうが、今日みたいに波があると、無理。僕には、無理。
断層と言えば、昨日から少し地震が続いてます。もちろん、南海トラフの地震や富士山大噴火には直接関係はない。ないけど、巨大地震のきっかけ、大噴火のきっかけって、実はあまりわかってません。だから、直接は関係ないけど、ひょっとしたら間接的に関係するのかも知れません。いつ起きてもおかしくない南海トラフ大地震。準備、怠りないように。
この、佐田岬半島から佐賀関へつながる東西に伸びる地形。これも、南海トラフでのフィリピン海プレートの沈み込みの成せる地形。僕らは地球の悠久の営みの中で、生きている。