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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

物部川に夜明けはくるのか〔6805〕2021/12/02

物部川に夜明けはくるのか

2021年12月2日(木)晴れ!

こないだ、何かのニュースで、物部川の濁水対策についてやってました。以前、幾度もこのにっこりでは書いてきたことあるけども、弊社の裏手を流れる一級河川、物部川は、大雨に対して非常に脆弱な川になってしまっております。理由は、上流のダムに堆積した土砂。

物部川には、杉田ダムや永瀬ダムといった、大きなダムが存在します。そして、今問題になっているのは、永瀬ダムなどに堆積している土砂。

土砂の堆積理由には、いろんな原因が考えられてます。例えば、上流域の山の、シカによる食害。山の保水力が減退し、土砂が河川に流入してダム底に溜まった、という理由。

 

理由はともあれ、ダムに大量の土砂が堆積しているのは間違いない事実。それにより、様々な悪影響がでてきております。まず、それこそ保水力。土砂の堆積で、ダムが貯めることができる水の量が減り、ダムとしての機能が著しく低下してしまっている、ということ。そして、濁水。

大雨が降ると、ダム底の土砂が巻き上げられ、それが下流へと流れてゆく。その濁りは長期間続くこととなり、その長期間濁水によって、例えば鮎の産卵とか生育とかに大きなダメージを与えるのであります。これは、毎年のように繰り返すて天国と地獄。

 

物部川は、他の河川とは違い、他所から持ってきた稚魚の放流を極力しないようにしました。そして産卵場を整備し、物部で生まれ育った天然鮎を楽しめる川となっているのです。これは、漁協が大学などと共同で推進してきた取り組み。なので、うまくいった年は、まさに鮎釣りにとっては天国のような川となる、と言われている物部川。

ところが、一度大雨が降ってしまうと、しばらく濁水が続くので地獄に突き落とされる、物部川。

 

だから、この、上流ダムの土砂問題をなんとかしないと、根本的解決は難しい、という話を、幾度も書いてきたにっこりひまわり。で、そんな土砂の排除も含めた検討が、行政も絡んで始まった、みたいなニュースをやってたのが目に止まったのでした。つい、先日。

 

そして、一昨日午後からの大雨。

貯水能力が減少したダムからは大量の水が放流され、なんと、完成しだばかりで産卵が進んでいた産卵場も、多くが流されてしまったと言います。漁協関係者の落胆は、本当に大きいと思います。心よりお見舞い申し上げます。そして、続く濁水。今朝も見に行ってましたが、やはりまだ、かなり濁ってます。

状況は、このニュースにある通り

 

このような状況になってしまうのは、やはりダムに堆積した土砂に原因があるのは、間違いないところ。人の力で、なんとか解決していくことが望まれます。人がしでかしたことですきに。


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