「手結」は「てい」で、美しい〔6798〕2021/11/25
2021年11月25日(木)晴れ!
どういう訳だろう。とても不思議ではあるけど、日本だけ、コロナはあたかも収束に向かっているような錯覚に陥ります。高知でも新規感染者は13日ゼロ。全国でも減ってて、いかにも不思議やけど、ドイツとか韓国とかの状況見てると、もちろん油断はできません。
油断はできんけど、そろそろ、コロナで制限されていた経済活動も復活してきつつあるようです。
仕事のことで言えば、去年コロナが始まってから、会合、宴会というものが激減してました。激減。で、まあ、そういうのが無くてもなんとかなっているではないか、という意見もあって、コロナが収まってきても完全に元に戻ることはないけど、やはり必要な会合、宴会は、あります。
人類が文明を築いて以来、神への奉納とか神に捧げるとか、神様を楽しませるとか、いろんな意味付けはあったにせよ、いろんな機会に人々は集まり、一緒に食べ、一緒に飲み、宴会というものを楽しんできました。それはもう、人間としての必然。宴会は、文明とともに、存在してきた。と、申しても過言ではないね。特に、高知に生まれ育った僕にしてみると、そんな思いが一際強いと自覚してます。
そんな訳で、今日は、会合と宴会。弊社にとってはとても大切なお客様の、商社会の総会と懇親会。本当に久し振りの開催。去年とかはもちろん中止になっていたので、本当に、久々。会場は、リゾートホテル「海辺の果樹園」様。
もちろん対策は、万全。最近少しづつ、万全に対策を施した宴会というものが増えてきました。社内ルールとしても、重要なお客様であったりとかの会合には、条件付きで参加できることになりました。まだまだ、色々と制限はあるにせよ、ちょっとづつ。ちょっとづつ。第6波が来ないことを祈るばかりなり。
この場所には、以前、手結山観光ホテルというホテルがありました。そう。ここは、手結。「てい」と読む、県外人から見ると難読地名。高知県人にとっては「手結」は「てい」としか読みようがない地名やけど。
角川日本地名大辞典、高知県版には、「手結」という地名の由来について、こう書いてます。以下引用。
「地名の由来は、出居の訓義であるとも、沖から見ると両手を結んだように見えるからともいう。また、昔、この所に美人の妻を迎えてまもなく他国へ行く者があり、大変実直な友人に妻をあずけて3年間帰らなかったという。その友人は他の者がその妻を犯すことを恐れて、夜々腹の上に手を置いて守ったところ、その嫁が孕んで10月も満ちて1個の手を産んだことから手を結ぶの意を取って手結と名付けたという。」
以上引用。うーん。どういうことだ?解釈が難しいけど、「大変実直な友人」が実は「大変実直ではなかった」という話なのか?知らんけど。
ともあれ手結。夕刻のホテルの風景はとんでもなく美くしゅうごいざいました。