長周期地震動とタワマンと五重塔〔8302〕2026/01/07
2026年1月7日(水)薄曇り
昨日、鳥取県と島根県で強く揺れる地震がありましたね。被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。このメカニズムの過去事例に鑑みても、しばらくは警戒が必要ですね。寒い時期、本当に大変だと思います。
高知でも震度3やったそうですが、その時間車の運転中だった僕は、まったく気付きませんでした。
有名な断層はないけど、こういった地震が発生するということは、日本列島、どこで大地震が発生してもおかしくない、ということを示唆してます。そう。どこで起きてもおかしくない島の上で、僕らは暮らしています。
今回、興味深かったのが長周期地震動。長周期地震動で最大の「4」を観測したとのこと。高知でも「1」。気象庁が「長周期地震動について」というページで詳しく解説してます。特徴は、高層ビルなどが大きく長時間に揺れることと、遠くまで伝わりやすい性質がある、ということ。なので、高知でも観測された訳だ。
よく言われるように、この長周期地震動に高層ビルがハマってしまうと、地震に強いと言われているタワマンとかでも、その揺れによって大きな被害が出ることが予想されてます。近年、東京とかのタワマンが人気を呼んで価格が高騰してるけど、購入する際にはこんなところも考慮しておかなくてはなりません。上にも書いたけど、日本列島、どこでいつ大地震が発生してもおかしくないから。
倒壊しなくても、大きくて長い揺れによって家の中がぐちゃぐちゃになる危険性もあるし、長期停電になった場合のタワマン生活は、それはそれで大変なのかも知れません。
では、昔からの日本の高層建築である五重塔とかは、何故倒れないのか。以前、新神戸駅近くの「竹中大工道具館」へ行ったとき、係のおじさんが詳しく解説してくれました。もちろん、厳密に免震構造を計算して建築されたものでないのに、結果的に優れた免震構造になっているという五重塔。
それは、真ん中に「心柱」というものが立っており、各階とは直接固定されず、「ほぞ」などに余裕を持たせた柔構造であることなどから、全体が振り子のように揺れて、揺れを吸収するから。イメージとしてはSの字のように揺れるてな感じでしょうか。
だから、五重塔は長周期地震動にも強い。このメカニズムが科学的に解明されたのは現代のことで、東京スカイツリーにも応用されてるんだって。構造上、タワマンに応用はできんのでしょうか。
ともあれ、正月の地震というと一昨年の能登を思い出すけど、この寒い時期にというのも大変。僕らは、どこで大地震が発生してもおかしくない島の上に住んでいるのと同時に、いつ大地震が起きてもおかしくない星に住んでいる、ということを肝に銘じて、2026年を始めていきたいと思います。
