「支援」ではいけないと思う〔8352〕2026/02/26
2026年2月26日(木)晴れ
やっと降ったねー。いや、まだまだ油断はできない。これから高知では田植えが始まるしね。来週の予報は雨マークが多いけど、降ってくれたらいいね。
さて。今朝の高知新聞に、「とさでんに2.7億円 国の交付金活用」という小さな記事が。「高知市は経営状態が厳しいとさでん交通に対し、新たに2億6900万円を支援する。」という書き出し。この「支援」という目線が違う、と、僕はいつも思ってます。公共交通は社会学で考えるべきだから。未来のこの都市のありようをどう考えるか、その延長線上にあるのが公共交通。全世界で、鉄道事業で完全独立採算を目指しているのは、人口密度が極めて高い日本くらいだ、と、藻谷浩介さんも言うてました。
「支援」を受けるため、企業側は、平身低頭お願いすることになる。それは、違うんでないか。「支援」ではなくて、一緒に、現在と未来の都市計画を考えるという視点が必要だ。
この2.7億円は、国の「重点支援地方交付金」から拠出されるとのこと。そう。地方財政はやはり厳しく、国に「支援」していただけるよう平身低頭お願いする、という構図がここにもあって、大都市圏で育った官僚が増えている中で、日本全体のグランドデザインをどうするか、という視点で政策を進めていかんといかんのに、などと地方で生きている者としては考えるのでした。
先日、鳥取県へ出張した際、皆生温泉のホテルに泊まりました。いや、ビジネスでもいいね、皆生温泉。料金も高くないし、ビジネスで泊まれるシングルの部屋も完備。もちろん大浴場の温泉は素晴らしいし、日本海を見晴るかすオーシャンビューの部屋が最高でした。
で、朝、米子駅へ向かうバスの待合室で、こんなチラシを発見。
鳥取県西部の路線バスと米子市循環バスが、毎月第3日曜日、無料になるというもの。コロナ期間中、とさでん交通でも日曜祝日無料、というのをやってたけど、鳥取では今もやってました。月一回とは言え、これで公共交通に親しんでもらえたら、利用促進にもつながるよね。
この資金、恐らくは関連市町村が拠出してます。そして恐らくは国の交付金を使って。羨ましいねー。
今回の2億6900万円のうち1億3500万円は、路面電車の軌道整備費。そう。鉄道は維持管理に少しお金が必要な交通インフラ。経営者視点で見てみると、経営の自由度を上げて様々な取り組みを行う為にも、富山や宇都宮のLRTのような上下分離法式が必要だと思ったりする、今朝の記事でした。
このジオラマは、ティッシュの箱より小さい鉄道。ちゃんと走ります。海の崖は、本物の蛇紋岩。
