会社から、「ほぼ」皆既月食をコンデジで〔6793〕2021/11/20
2021年11月20日(土)晴れ
満月。月食。月蝕。部分月食。
昨夜、月の出とともに見ることができた「ほぼ皆既月食」は、なんでも89年振りで、次回、これほどの立派な?部分月蝕が見れるのは65年後とのこと。しかも、89年前の昭和7年に食の最大を観測できたのは一部地域だけで、今回ほどの規模で観測できた月食は140年前、明治14年のこと、らしい。なかなか珍しいものでは、ありました。「ほぼ皆既月食」の「ほぼ」がポイントね。
PCには、昨夜、月の出直後に撮影した3つの写真を並べてます。右下が、会社裏手の物部川の土手上から撮影したもの。上の2枚は、会社の僕の部屋の窓から撮影。コンデジやけど、まあまあに撮影できました。例のDMC-LX5ね。
物部川の土手上には、カメラを構えたおじさんが並んでました。丁度、三宝山の上で欠ける月が撮影できるので、それ狙いでしょうか。なんせ、次回は65年後ですきんね。現在子供であれば、65年後に見ることができると思うので、今日のこと覚えておいたら楽しいね。
月食。月蝕。
天文学で、ある天体が別の天体によって隠される現象を「食」と言うので、月食と書くのが正しそうに思えるけども、古い文献には月蝕と書いたりしてて、どっちが正しいとはなかなか言えんみたい。まあ、どちらにしても、日食や月食の仕組みがわかってなかった古代では、衝撃的な天文現象であったのは間違いないでございましょう。今、僕らは仕組みを知っているので、みんなで喜んで眺めたり撮影したりしてるけど。
で、仕組みを知っているから、このコンデジ撮影の画像でも、お日様に照らされてる部分と、地球の影になっている部分を、そのつもりで見ること、できます。
影の部分でもほんのりうさぎが餅ついているのは、そこが遮断されて見えなくなっているのではなくて、影になってるだけ、ということも、わかります。
巨大な部分月蝕を見て、みんな、何を感じているんだろう。
僕は地球を感じます。あの影。あれはまさしく地球の影。どっかの実業家さんみたいに宇宙旅行でもせん限りは、地球の全体像を自分の目で直接見ることはできません。が、月蝕は、直接、地球の姿(影)を見ることができるという稀有な現象。そう。あの影は、僕らが地球という球に住んでいることの、証。僕は、そんなことを感じながら、月食を眺めるのでした。ロマンチストやねー。
皆既月食というのは、ちょくちょく観られる現象。で、昨夜みたいに大きな部分月食というのが、とても珍しい現象。なのでそんなに騒ぐ必要もないけど、三宝山や工場の建物のすぐ上で見られる月食は、なかなか美しゅうございました。
その頃にはコロナも終息してたらいいねー。