堀川の夜景とDMC-LX5〔6784〕2021/11/11
2021年11月11日(木)晴れ
寒いね。早朝の空気が透きとおって、気持ちいい。今朝、出勤途中、久々に堀川を撮影してみました。朝4時過ぎの堀川。これが江戸時代なら、お月様が沈んだあとのこの時刻、真っ暗い堀川が静かにたたずんでいるだけでしょうが、現代になりますとこんなに明るい。
今、この堀川沿いにはマンションが立ち並んで、お街に近いけど住環境が良いエリアになってます。明るいねー。
実際はこんなに明るくはないけど、デジカメのシャッターを8秒開放して撮影し、Macの「写真」で少し明るめに補正してるので、こんな感じになりました。久々の、堀川。
最近、スマホのカメラも良くなってきて、昼間だと、デジカメに負けないような美しい色目の写真も簡単に撮れるようになりました。この進化はすごい。
ただ、僕は、夜景を撮影するときは、昔から持ってるこのデジカメを使います。古いっすよ。Panasonicの、DMC-LX5というカメラ。このカメラ、何がいいって、夜景撮ったときの美しさが尋常ではない。いや、普通のコンデジです。で、簡単操作でこのクオリティ。手放せない逸品。
調べてみるとこんなページがあって、今でもかなりの人気を誇るカメラみたいね。発売は2010年だから、もう、10年以上も前のデジカメなのに。
そのページにも書いてるけど、こんな美しい夜景写真が撮れるのは、使用しているレンズのお蔭、らしい。いや、僕はカメラのこと、全然わかりません。なんせ、一眼レフのカメラ、よう使いこなさんくらいですきに。それはそれとして、このDMC-LX5なら、結構使いこなせます。なんせ、10年以上使ってますきに。
10年経って、たぶん、世の中のデジカメはとんでもなく進化しているんだと思います。知らんけど。スマホカメラがあんなに進化するんだから、コンデジ進化もすごいんだろうね。
ところが、レンズそのものの技術って、そんなには変わらない、らしい。DMC-LX5が世に出た頃のハイエンドのコンデジって、レンズで勝負していたみたいで、そのレンズクオリティは、いろんな電子技術が進化しても、やはり価値のあるクオリティであり続けている、というのが、面白いねー。
なんか、クォーツ時計に機械式腕時計が駆逐されなかった話と似てるのか?
いや、ちょっと違う。機能、ということだけ考えたら、価格と精度でクォーツが圧倒的に優れてるのは間違いない。でも機械式腕時計の価値ってのは、機能だけではない部分に存在してます。コンデジの場合は、いろんな技術で進化もするけど、レンズそのもののクオリティも大切で、それは昔も今もそんなに変わったものではない、ということなのでしょうか。
そういう意味で、フィルム式のカメラ、というのの愛好家も少なからずいらっしゃる訳で、技術が進歩した現代でも、デジタルに負けない素晴らしい写真を撮れるフィルム式カメラは間違いなく存在する訳で、その大きな要因は、レンズのクオリティにあったりするのでしょう。
スマホカメラは便利だし、画質もどんどん良くなってます。コンデジは、少々古くてもレンズが良ければ美しい写真が撮れます。で、後の処理とかが不便で大変やけど、フィルム式カメラでも、とても美しい写真は撮れます。デジカメで撮ったのと、また違った美しさがある、とも言います。
これはもう感性の問題で、ここまでくるとクォーツ時計と機械式腕時計の話みたいでしょうかね。
未明の堀川を撮影しながら、カメラの進化について考えてみました。10年後、どんなになってるんでしょうかね。10年前に、スマホカメラが今みたいな水準になってること、想像もしてませんでした。今から10年後は、予想もできない。できないけど、このDMC-LX5は、10年後もずっと使い続けていたいと思うのでした。