新しい生活様式(立ち食いそば編)〔6748〕2021/10/06
2021年10月6日(水)晴れ
新しい生活様式。
今日は、超々久々に、東京。東京へ来てます。昨日夜、関西から新幹線で移動してきました。東京にも色々と用事があります。緊急事態が解除になり、新規感染者が減っているこのタイミングで久々の東京。ほとんどの用事はリモートでできるのですが、やはりリアルでないと難しいことも、あるのであります。ひょっとしたら第6波が、みたいなこと言われてるので、とにかく今のタイミングしかない、と、意を決してシマカに上京してきました。
もちろん会食みたいなのは、ありません。しません。行きません。
食事はホテルの部屋か、人との接触を避けれるお店ね。まさに、新しい生活様式だ。
僕ら中小乳業が所属する団体に、全国乳業協同組合連合会という組織があります。その事務局は、九段下の「乳業会館」にあったのですが、つい先ごろ引っ越しました。引越し先は神保町。そう。神田、神保町。駅から歩いてすぐの便利な場所でございます。
いいねー。本好きには堪らん街、神保町に事務局があるなんて、なんと素敵な団体なんでしょうか。今日は、その引っ越したばかりの事務局へ。そして少し、古書店街を歩いて、小川町へ。
写真は、小川町にある立ち食いそば屋さん。その名も「六文そば」。地名で言えば須田町か。丁度お昼時で、近所のサラリーマンで賑わっておりました。僕が食べたのは、もちろんコロッケそば。ああ。コロッケそば。久々の東京なので、久々のコロッケそば。堪りません。そばの汁にコロッケがグダグダに溶けてゆく感じがね。いいですね。誰が発明したのかコロッケそば。おいしゅうございました。
で、その「六文そば」を遠くから撮影したのが、この写真。いかがでしょうか。
昔ながらの立ち食いそば屋さんで、今風に小洒落たりしてないのが、いい。券売機がないのも、いい。そば作りのおにいちゃんの手際が良くて、感じが良いのが、いい。椅子とかもなく、カウンターだけで本当の「立ち食い」なのも、いい。もちろん味も、いい。
そして、お客さんがみんな、ちゃんとコロナに気を使っているのが、いいですねー。ご覧のように、皆さん、そばを手に持って、お店の外で食べてるの、わかりますでしょうか。別に、店内が満員で外に溢れ出しているのではありません。店内では、2人くらいしか食べてません。皆さん、「密」にならんように考えて行動しておるんですな。さすが、緊急事態が長かった東京だ。まさに、新しい生活様式だ。立ち食いそばは、店の外の道路に立って、食べるのである。まさに、立ち食い。
こういう昔ながらの立ち食いそばを「六文系」と呼ぶ人が居る、らしい。どんどんと減ってゆく「六文系」。今風のキチンとした店舗の立ち食いそば屋が席巻している、昨今。でも、「富士そば」とか「小諸そば」とか「箱根そば」とかで、こうやって店の外に立って食べてるお客さんを見たことは、ありません。
この写真のようなフレキシブルな対応ができるのが、アナログ店舗の強みかも、知れません。
東京へ来ると、必ず食べるコロッケそば。しばらくは「六文系」を楽しんでみようかと思いました。
さあ。そんなことより仕事仕事!
東京は、今日も暑いです。