なんと無料!〔6749〕2021/10/07
2021年10月7日(木)晴れ
こないだ、コロナ打撃のとさでん交通は県民みんなの重要な足なので、みんなで支えて考える仕組みが必要だろう、てなこと、エラげに書きました。僕個人ではなにもできんくせに、偉そうに書いてしまったのでした。
そうしたところ。高知へ帰ってきて昨日の高知新聞読んだら、高知市が、なかなか頑張った政策を打ち出ししてました。高知市にしては、なかなかのGood Job。11月から1月までの3ヶ月間、日祝の路線バス、電車の運賃を、高知市が肩代わりして無料にする、というもの。しかも、高知市発着なら高知市以外を走っててもかまん、ということ。もう一度言おう。Good Job。
公共交通機関というのは「公共」と付いてるだけあって、公共で支えていかんといかんもの。それがないと、この時代、地域間格差はどんどん広がり、地方から人は居なくなる。
都会に住む人たちは、地方に人が住んでなくても自分たちには関係なくて、逆に、何で都市住民が地方の赤字を負担せんといかんのだ、と言うてたりする、現実。
でもね。
都市部住民だけで、この国や、この地球が成り立つ訳も、ない。特に、広い国土と自然環境、多様な文化や経済が広がる日本に於いて、地方が成り立たなくなることが、そのまま日本の国力を損なうことになるということが、どうして解らんのでしょうかね。この話しだすと止まらんなるけど、ホントに、どうして解らんのだろう。
そもそも、政策を決めている人たちは、都会で政策決めてるしね。目の前のこと、今のこと、自分のこと。それを優先すると、必然的に今のような社会になってしまうのだと、思う。
将来、未来の人類のことを真剣に考えた真鍋さんがノーベル賞、新宮村出身でノーベル賞、米国で研究してノーベル賞、というのも、なにか重要な意味があるのではないか、とも思う。
電車、バスの話でした。
今回は、高知市の英断の話。これって、本当は県がやらんといかんのではないですかね。本当に大変なのは、山間部の公共交通だと思うから。
僕も、今まで、過疎地の公共交通は行政が支えていくべき性質のものだ、と言うてきたけど、全部肩代わりして無料、というのは面白い。
この国の、地域間格差が拡大して地方が疲弊し、地方から人が居なくなっていく現実、地方には高齢者しか住まなくなっていく現実に鑑みて、公共交通の無料化は、面白いと思いました。
いっそのこと、県を挙げて、未来の国土、社会のありようを考える社会実験にすればいいのに。道路をつくって自動運転、というのもいいけど、公共交通の無料化はもっと影響力が大きいのではないか。いや、財源の話は、考えてません。朝っぱらからの妄想です。
でも、11月から1月のせっかくの試み。これに乗っからん手はないねー。今から、あちこち、行くこと想像して楽しんでます。
高知市、Good Job!