佐川、西佐川〔6593〕2021/05/04
2021年5月4日(火)晴れ!
良いお天気。
今日はお昼から用事がたくさんあるので、午前中自転車。佐川までやって来ました。佐川って、司牡丹の酒蔵の町、素敵な街並の町で有名やけど、他にもたくさん魅力的な場所があります。
僕にとっては「佐川地質館」が最高やね。たくさん、いろんな石があって、勉強になるし楽しめるし。9時開館なので、今、佐川駅でそれを待ちながら、にっこり書いてます。
あと、佐川には「青山文庫」があります。せいざんぶんこ。あおやまぶんこぢゃないよ。深尾家の資料やら田中光顕関連の資料やらがあるけど、近くの旧青山文庫建物横に、明治39年に製造された「ロ481号」という鉄道の客車が、こないだから展示されてます。これ、1933年に田中光顕の力で、旧鉄道省から佐川町に寄贈、展示されてたもの。1968年に国鉄に返還されてたものが、なんと53年振りに佐川、青山文庫へ帰ってきたとのこと。これも見にいかなくっちゃ。昼までに帰らんといかんけど。
で、この写真は西佐川駅。自転車で佐川へ来る際は、日高村から加茂、西佐川と通ってくるのがいいです。鉄道がそのルートで、自転車でとても走りやすい道。
西佐川駅へ着いてみると、上りのホームにも下りのホームにも、汽車が停まっているではないか。どうやら特急の通過待ちだ。
西佐川駅のようなローカルの駅、主要駅ではない駅で、そんな風景が見れるのは珍しいと思います。まるで、新幹線の駅で、ひかりやこだまが停車してる間をのぞみが通過しているみたい。ローカル駅で、こういうのは珍しいし、そこを特急が通過するのに行き当たるのもかなりの幸運であると見ました。急いで陸橋の上へ駆け上がり、スマホのカメラを起動して待っていると、来ました来ました。佐川駅を出発した特急2700系が、汽車と汽車の間を通り抜けてゆく。貴重なものを見させて頂きました。
この西佐川駅が、ローカル駅なのにこんなに線路がいっぱいあるのは、ここに鉄道ができたとき、将来的には西佐川駅を起点として松山方面へ線路を引く計画があったから、と聞いたこと、あります。その痕跡がこの、珍しい風景という訳だ。
そもそも中村方への鉄道を、高岡経由ではなくて佐川経由にしたのは、上にも登場する田中光顕の力だったとも言われてますよね。知らんけど。
佐川は、深尾家という土佐藩の実力者の所領であり、幕末維新には人材を輩出した町。独特の雰囲気がある、いい町です。
そろそろ地質館へ、でかけよう。