zoom飲み7時間、モダン都市東京〔6592〕2021/05/03
2021年5月3日(月)晴れ!
昨日から、寒いっすね、少し。5月とは思えんような気候ですが、粛々とGWは過ぎてゆきます。昨日、僕にとってこのGWのメインイベント、同級生zoom飲み大会が粛々と、いや、盛大にダラダラと開催されました。もうね、色々と記憶にないことも多いけど、素敵に楽しゅうございました。
高校の同級生たちとのzoom飲みで、去年のGWにもやりましたねー。あのときもダラダラやったけど、今年もダラダラ。午後1時に始まって、最終的に終わったのが夜の8時過ぎ。つまり、7時間以上飲んでた訳です。いやはやまったく。
気軽に入ったり出たりできるので、メンバーは入れ替わってゆきます。最初から最後まで飲んでおったのは、たぶん4人くらい。常時、10人~15人くらいの感じで、一番多い時間帯には19人になってました。酔うてるので、誰が何を喋ってるのか不明瞭になったりするけど、全然問題なく進んでいく高校同級生のzoom飲み。半世紀近く前からの知己なので、遠慮もないし、てらいもない。いい時間を過ごさせていただきました。
参加者は、高知、東京、シドニー、デュッセルドルフに、登山途中の上高地のテントの中、とまあ、zoom飲みならではのグローバルな宴会となりました。よくもまあ、そんな長時間喋ることがあるもんだと感心します。自分も含めてね。
で、改めて、zoomのすごさと、同級生のありがたさを感じつつ、やっぱし顔付き合わせて飲みたいとも思うのでした。来年はどうしてるんだろうか。
さて。そんな訳で会社に来てます。牛乳工場は、GWはまったく関係なく動いてて、朝から皆さんお仕事お仕事。僕も一仕事済ませて、今は新聞タイム。今月は、日経新聞の「私の履歴書」を読むのが楽しみで仕方がないのです。今月執筆しておられるのは、女優の吉行和子さん。言わずと知れた大女優で、かの大作家吉行淳之介さんの妹。お母様は、連続テレビ小説「あぐり」の吉行あぐりさん。
ここまではみなさんご存知だと思うけども、僕の興味はお父様、吉行エイスケさんに向かっております。以前、この「モダン都市東京」という本で吉行エイスケさんのこと、知りました。「モダン都市東京」は1920年代のモダニズム溢れる都市、東京を、その時代の文学作品を手がかりにして浮かび上らせている本。で、そんな時代のモダニズム芸術派の溜まり場になっていたのが、市ヶ谷にあった、あぐりさんの美容院の建物の3階。このエイスケさんという人物は破天荒、型破りで、家庭人としてはとんでもなかった人。でも、なんか、すごく魅力的な人物。吉行和子さんが5歳の時、エイスケさんは若くして亡くなるけども、今日の私の履歴書で、その魅力の一端を感じること、できました。
以前、その美容室があった場所を検証してみてます。が、今一度検証してみると、どうやらあの時にその美容室の場所だと思った地点は、少し違うようだ。にっこりひまわり得意の、間違い。
「モダン都市東京」が書かれたのは昭和63年で、その時、その美容院跡地は「銀行のガラス張りのビル」になってました。もし、今も銀行のままであるとするなら、ここだ。ストリートビューで見ると、ここ。ここに、吉行あぐりさんの美容院があり、モダン文学の梁山泊があったのでした。
はやく、コロナが収束して、いろんな場所を訪れてみたい。zoom飲みもいいけど、リアル飲み会をしたいように、ストリートビューで探検するのもいいけど、リアル探検がしてみたい。