歴史民俗とハイランド〔6594〕2021/05/05
2021年5月5日(水)雨
コロナの中のGW最終日は、雨。コロナ禍中らしい最終日。明日からの仕事に備えて家でゆっくりのったりまったり、というのもいいと思います。
去年のこと調べてると、去年は5月6日もカレンダー的にはお休みになってますね。なぜ?木曜日なのになぜ?
振替休日でした。5月3日が日曜日だったので、それの振替休日が5月6日になったのでした。5月4日がみどりの日になったからね。休日、祝日ができたりかわったりするので、毎年、チェックしとかんと間違います。今年は振替休日はなくて、明日からは仕事なので、気を付けましょう。
僕は、今朝5時半に会社へ出て、お仕事してました。ひと段落終えて、今は、岡豊。高知県立歴史民俗資料館へと来てます。なんと歴民は、今年で30年。その企画展をやってるので、連休中に見とかなくっちゃ、という訳だ。訳です。
この、歴民が建ってる場所には、岡豊山ハイランドがあったよね。昭和45年10月にできた「岡豊山ハイランド」。その、レストランとかがあったのが、この歴民の場所だ。当時の航空写真を見ると、こう。アスレチックとかもあって、レジャーブームに乗っかった施設だった。あれって、高知放送が運営してたんですね。三宝山スカイレストやスカイパークにも高知新聞が関わってたから、当時の地方メディアって力がありました。今は昔。
僕らがお世話になった郷土文化会館とかが手狭になり、岡豊山に歴史民俗資料館を建設することが決まったのが昭和58年。そして、設計、検討、建設がおこなわれて完成したのが平成3年。爾来、30年。
歴民の役割って、あまり知られてません。でも、実に重要な仕事をされてます。あの展示とイベントは、歴民の仕事のほんの一部。一部やけど、なかなか面白くて興味深いもの、あります。歴民の大きな役割は、土佐の歴史、民俗の調査研究、整理保存。ちゃんとしとかんと散逸したり忘れられたりしてしまう資料などを、調査、研究、整理、保管することは、僕らが高知県人であるアイデンティティを確認し、後世に伝えていくことでもあります。
歴史、文化、民俗を蔑ろにすると、そこには未来はない。そこにあるのは無機的で面白くもない、ただ「生きている」だけの世界。僕らは、ただ「生きている」のではない。社会の中で「生活」し、考え、笑い、悲しみ、希望をもって前へ進んでいるのだ。
だから、歴民にような仕事、活動は、人が生きていくのに欠かせない、必要なもの。
でも、コロナの前から、こういう施設に訪れる人ってのは少ないですねー。GW中やけど、今日もとっても空いてて、絶対に「密」にはならんので、今日あたり行ってみてはどうでしょう。静かに静かに、土佐の歴史、民俗に浸ることができます。雨やしね。
雨があがったら岡豊山を散策し、戦国土佐に思いを馳せる。岡豊山ハイランドの痕跡であるアスレチック見て、半世紀前に思いを馳せる。
もう、岡豊山ハイランドも、歴史民俗になりました。