赤泊、遍路道〔6574〕2021/04/15
2021年4月15日(木)晴れ!
良いお天気。今日は、酪農家さんの用事で幡多へ来てます。素晴らしいお天気。
コロナも、高知県では新規感染者は少ないけど、こっから県境を越えた愛媛県の宇和島ではクラスターが発生して、外出を自粛しましょう、というお触れが出てますね。興味深いことに、こういう感染って、県境は結構な障壁になってるみたいにも見える。都道府県をこれだけ意識することって、あんまし無かったね。これもコロナの影響のひとつかも、知れません。
ここは大月町。大月町、宿毛市、そして四万十市には、酪農家さんがいらっしゃいまして、弊社へ生乳を出荷してくれてます。昔っから。
その大月町は大自然に恵まれた美しい町。ここは赤泊という海岸近く。人の手が入ってない大自然の海岸には、大自然の恵みがたくさん。こういう風景の中で、海の幸とともに、人々は暮らしてきました。
地質的にみると、四万十帯。四万十帯でも、比較的新しい地層地帯。こないだ行った横浪半島の五色ノ浜メランジュも四万十帯やけど、1億3000万年前から数千万年間のもの。ここは、同じ四万十帯でも5200万年~3200万年前のもの。成り立ちは同じで、フィリピン海プレートに乗って運ばれて来た海洋堆積物がユーラシアプレートに沈み込み際にムリムリっと付加帯になったものね。四万十帯も、南へ行くほど、新しくなる傾向にあります。
で、興味深いのは、花崗岩。興味深くないですか?
こっから西へ行くと柏島やけども、柏島は花崗閃緑岩の島。ついでに言うとその西の沖ノ島も、花崗戦閃緑岩や花崗岩の島。以前、沖ノ島へ行ったときはまだまだ石について知らんかったけど、沖ノ島って花崗岩の島なのでした。興味ないですか?
そして足摺岬。あの岬も、花崗岩。高知は、メランジュやチャート、石灰岩が多い山で花崗岩は珍しい。瀬戸内とか行けば花崗岩だらけやけど。こないだ、石マニアの方々と話したときも、この界隈の花崗岩の不思議で盛り上がったことでした。なぜ、こんなところに花崗岩が。
という謎は置いといて、ここには砂岩、泥岩。
ストリートビューで見たらこんな海岸。やけど、道路の横には遍路路。なかなか気付かれんような場所を遍路道が通ってて、時折お遍路さん。今はごくたまにお遍路さんが通るだけの小道ですが、砂岩の石垣があって、ここがかつては賑やかな往還であったことを教えてくれます。
おへんろさんがんばってください
小山らいと
大月小
これはカブトムシでしょうかねー。