レモン杏仁〔6573〕2021/04/14
2021年4月14日(水)晴れ!
以前、弊社が提供するヤギミルクを使用して、日本橋屋長兵衛さんが「いちご杏仁」というお菓子を作ってくれている、という話、書いたこと覚えてますか?
美味しくて、素晴らしい出来栄えだった「いちご杏仁」。あれは去年の冬のこと。季節はめぐって春になり、4月からは「レモン杏仁」になりました。
日本橋屋長兵衛さんは、源吉兆庵さんのブランドの一つ。全国の百貨店とかに展開されてて、高知大丸さんにも店舗があります。ので、昨日、雨の中、買いに行ってました。目立つように並べられてて、嬉しかったです。
ネットで日本橋屋長兵衛さんのホームページ見てみると、今、トップバナーで紹介されてますねー。これもまた嬉しい嬉しい。
杏仁豆腐を、牛乳を使わずにヤギミルクで、という発想に痺れます。ミルクが杏仁豆腐の邪魔をせず、とても良い味わいに仕上がってて、技術の高さがよくわかります。ぜひ、お近くの日本橋屋長兵衛さんへ!
高知だと高知大丸さん。松山だと松山三越さん。
そういえば、徳島県には百貨店、なくなったんだそうですね。時代はかわる。徳島市からだと、安いバスで神戸とかへしゅっと行けるので、徳島で百貨店は成り立たんなった訳で、それで良いのか、という気もしてくるけど、それもこれも時代の流れ。
時代の流れといえば、杏仁豆腐。昔は、みつ豆とかフルーツポンチとかに入ってるもので、それ以外で独立して食べる、てなことはなかった記憶があるけど、どうなんでしょうか。
高知の「おきゃく」では、皿鉢が並べられてる中に必ず置いてあったフルーツポンチ。僕らの感覚では、皿鉢の一種、くらいに思っていたフルーツポンチ。「おきゃく」を自分ちでやってた時代、フルーツポンチも自分ちで作ってたけど、あの中の杏仁豆腐はどうしてたんだろう。牛乳寒天ということで、自分ちで作ってたんでしょうかね。そのほかの具材は、缶詰で売ってたと思うけど。
お正月とか、家に皿鉢並べて、「おきゃく」してました。朝から晩まで、たくさんのお客さんが訪れ、挨拶し、飲み、食べて帰っていく風景が、ありました。僕らも御相伴に預かる訳やけど、自分が「お客」になって親戚んちとかを廻る必要もあって、それが「お正月」だった。ほんのこないだまでのこと。半世紀前やけど。
刺身、寿司の皿鉢。組み物の皿鉢。そこには必ず三色羊羹。白と緑とドギツいピンクの三色羊羹をぱくぱく食べながら、おじさんたちは酒を飲んでおりました。うちにはぜんざいもあったねー。ぜんざい食べながらお酒を飲むおじさんも、居たと思います。
そしてフルーツポンチ。フルーツポンチには杏仁豆腐。
「レモン杏仁」の話でした。
この説明紙には「高知県産のヤギミルクを使い、杏仁のデザートをおつくりしました。華やかな香りととろける食感が特徴の杏仁豆腐に、レモンジュレとレモンの果肉を重ね、色鮮やかに二層に仕立てました。」
時は流れ、こんな素敵な杏仁豆腐ができる時代になりました。
なかなか「おきゃく」はできんけど、家で、そして贈答に、ぜひ「レモン杏仁」をご利用ください。川添ヤギ牧場のヤギミルクで作った「レモン杏仁」。