小雨の渡船、浦戸湾〔6563〕2021/04/04
2021年4月4日(日)小雨
今朝は、小雨の中自転車。浦戸湾を一周してます。写真は大好きな県営渡船。
種崎側で乗り込んでから、写真撮りました。向こうが浦戸湾の膨らんだ部分で、玉島、衣ヶ島などが見えてます。右端が孕で、その向こうが高知のお街ね。
昨日、瀬戸内海を眺めながら水中考古学のこと書いたけど、この浦戸湾の底も、実に興味深いのであります。幾度も書いてきたように、浦戸湾の出口の界隈は、2万年前、現在よりも100m以上低くなっておりました。現在の高知市の平野には、四国山地からの尾根が延び、尾根と尾根の間の、結構急な谷を流れて太平洋へ。孕は、今よりも数十メートル低い文字通り「峡谷」みたいになってたと想像してます。この話、飽きました?
現在の浦戸湾は、クルーズ船が入ってこれるほどの水深はない。特に湾の入り口、浦戸大橋の下辺りの推進が浅いと言います。これは、2万年前以降、徐々に海水面が上昇してくる中で、四国山地から流れ出てくる土砂が堆積したもの。
つまり、もし2万年前に、ここから太平洋に川が流れ出る界隈で暮らしていた現生人類が居たとすれば、その痕跡は100mの土砂の下に埋もれている、という訳で、もしそれが発掘できたら素晴らしい保存状態なんではないかな、などと思う訳です。海底の下の、100mの土砂の下をどうやって発掘するのか知らんけど。
僕は、この浦戸湾の風景を眺めるたび、この海水面が100m以上低い風景、つまり、この数十メートル下を山からの水が流れ降っている風景を想像して、楽しんでいるのであります。
で、県営渡船。今朝は、6:40種崎発の便に乗りました。長浜6:30発の始発便の、折り返し。ここにあるように、朝晩は30分に1便、日中は1時間に1便という便利な運行。地元の人の足として親しまれておる訳やけど、今朝は乗客、僕だけでした。係員のおじさんは、3人。無料だから採算もクソも無い訳やけど、もっと良い活用方法はないものか、と考える訳ですね。
以前、この渡船をかつての浦戸湾巡航船のように走らせたら良いのに、みたいなこと、書きました。できれば堀川まで。
でもそれはすぐには現実的ではないね。
そこで今朝は、まずは、ということで現実的な提案を書いてみたい。夢の巡行戦に向けての第一段階だ。
桟橋の、土電の電車終点近くに、この渡船の桟橋をつくる。これだけ。
現在の船を利用し、種崎、長浜、そして桟橋の3ヶ所を往来するようにしたらどうだろうか。
長浜→種崎→桟橋
長浜←種崎←桟橋
できるだけ、桟橋の電停に近いところに桟橋をつくることが肝要。今朝、確認してきたけど、場所はあります。ついでの餅に、桟橋まで行ってくる、という感じね。
今の船と人員で運用できるので、県としても、予算が増える訳ではないから無料のままでイケる。
種崎に暮らす人たちが、無料の船と路面電車で通勤通学ができる訳やけど、課題は「県道」問題。県営渡船は「県道」扱いなので無料な訳で、それを桟橋まで延ばしても無料が継続できるのか。
ついでの饅頭なので、なんとかしよう。
まずは、第一段階。