脱プラ、高知新聞に登場〔6549〕2021/03/21
2021年3月21日(日)曇りのち晴れ
今朝の高知新聞。スポーツ面の対面、18面に、今回弊社が取り入れたストローレス対応の紙パックのこと、掲載されてます。小職と、日本製紙さんでこの画期的容器開発を牽引した大林本部長様との、対談。これ読んで頂ければ、日本製紙さんが、なぜこの紙パックをつくってみようと考えたのか、そしてなぜ、弊社がその紙パックを採用することにしたのか、おわかり頂けると思います。
開発のきっかけ、そもそものスタートは、数年前に話題になった、ストローが鼻に突き刺さったウミガメの衝撃的映像だったそう。確かにあれは、衝撃的だった。その後、地球規模で海洋に投棄されたプラスチックの問題が大きくなり、地球に暮らす人類として、早急に対策を講じていかなければ確実に将来に禍根を残す、ということがハッキリしてきて、世の中が変わり始めました。
変わり始めたけど、なかなか変わらない。世の中ってーのは、一度構築された仕組みや文化、習慣はなかなか変わらないようにできてるから。それは技術的な問題もあるし、経済的な問題もあるし、社会文化的な問題も、ある。
でも、なんとかしていかんといかんのは事実で、「それはわかるけど、実際問題となると、ちょっとねー」とか「そういう大きな問題は国とか学者とか、偉いヒトに考えてもらうとして、自分はまあ、今のままで」とか言うてると、孫や子の時代に申し訳ないことになるのも、事実なのでした。
紙ストローにしたら?
これは現状では、プラスチックストローの10倍の値段になり、また、ストロー袋がビニールになるので、スタバとかならともかく、包装材料比率がバカにならない汎用小売商品では、現実的ではありません。紙パック代とストロー代が同じくらいかかってしまうという現実。
有機プラスチックにしたら?
これも、現状ではコスト面、技術面双方に課題があって、すべてを有機プラスチックに替えていくのは、現実的ではない。
そこで考えたのが、そもそもストローを使わないで済むなら使わん方がエイではないか、という方向。で、試行錯誤が行われ、日本で初めて、つまり地球で初めて、ストローを使わないでも飲める小型紙パックが登場し、まずは弊社が採用して、地球に先駆けて製造、販売を開始した訳です。
これで削減できるプラスチックは、年間約5トン。地球規模で言えば微々たるものかも知れんけど、これが全国に広がって少なくとも学校給食で採用されたら、1000トン近いプラスチックが削減できるかも知れんので、僕らの責任は重大なのであります。
もちろんストロー無しでは飲めない方もいらっしゃいます。ストローの開け口はありますので、ストローでも飲めます。が、せっかくなので、洗って使える「マイストロー」にしてみたらどうでしょう。
今回、この記事内で、繰り返し洗って使えるシリコンストロープレゼントを実施してます。大きな声では言えんけど、こちらでも、ご応募できますきんね。
あと、弊社の若い社員さんたちが考えたSNSフォトコンテストもやってます。「#ひまわりと脱プラ」というコンテスト企画で、今月末まで募集してますので、ぜひ、奮ってご応募ください。大きな声では言えんけど、こちらでもご応募できます。
長くなってしまった。
最後に。今回、脱プラ、ストローレスをテーマに、村岡マサヒロ先生が特別バージョンの「きんこん土佐日記」を書き下ろしてくれてます。なんと、31面の本番作品も、脱プラがテーマ。すごい。
ともあれ、地球と僕らと僕らの子孫のために、ぜひ、一度お店で手に取ってみてください。そして、パカっと開いて飲んでみてください。
やってみてわかったけど、ストローで飲むより、おいしい。香り、匂いと一緒に飲むとおいしいのでした。日本酒をストローで飲むのとコップで飲むのの違いをイメージして頂ければわかりやすいです。未成年の方は、ダメやけど。