地図の進化〔6543〕2021/03/15
2021年3月15日(月)晴れ
3月も半分過ぎてしまった。こないだまで冬やったのに、春爛漫で、初夏も近いです。いやはや。
時の流れは速いですが、世の中の流れも加速していく。思うのは、地図のこと。近年の地図の進歩って、すごいですよね。地図そのものは昔からある訳ですが、普通に無料で見れる地図情報の革命的進歩には、頭が下がります。すごい。こんなんタダでいいのだろうか、と思うほど。
まずはGoogle。調べてみると、Googleマップの正式版が公開されたには2010年のこと。当時からストリートビューもありました。いつ、ストリートビューを初めて見たのか忘れたけど、衝撃的やったですね。なんせ、ウチが写っちゅう。衛星写真の拡大度もすごくて、時代はここまで進んだのか、と驚いたことでした。この写真だと、PCの左側に表紙してるのがストリートビュー。弊社の看板が見えてます。
そんな地図が登場してきたので、今までの、国土地理院が発行してきたような地図には、もう、用事がないなるのか。と、思っていたら、そっからの国土地理院はすごかった。地理院地図。地理院地図については、このにっこりでも幾度もご紹介してきたから、にっこり読者の皆さんにはお馴染みやけども、とにかく情報量がすごい。
「年代別写真」は、今では幾世代もの写真を重ねて見れるようになりました。東京や大阪では、戦前の航空写真も重ねて見れるので、楽しいったらありゃしない。
「土地の成り立ち」で、それぞれの土地の地質構造とかが色んな角度から見れるようになってて、僕の楽しみが増えました。ちなみに今朝の写真では、PCの右側に地理院地図の「治水地形分類図」が表示してあります。真ん中が、弊社。
その他にも土地の凸凹や、活断層、災害伝承や近年の災害、地磁気や地殻変動の様子まで、見れます。例えばこれとか見ると、南海地震が遠くないこと、視覚的に実感できますね。地理院地図、恐るべし。
そんな国土地理院の地図データなどを利用したアプリ開発も、すごい進化を見せてます。左のスマホに表示しているのは、一昨日もご紹介した「古地図散歩」というアプリ。地理院地図の年代別写真や凸凹などを見れるだけではなく、現在の地図や衛星写真に、明治時代からの古地図を重ね合わせて見ることができるという優れもの。この写真では、1900年頃の地図を重ねました。重ね合わせの透過度を自由に変えれるので、現在の風景と過去の地図とが合体して、不思議な感じになります。これ、おすすめ。写真では、弊社のところが現在地で青丸になってて、周囲が田んぼだらけの地図になってます。
とまあ、近年の地図関係のソフトやアプリはすごいです。
思うに、現在のストリートビューも貴重なアーカイブとなり、こうやって明治期の地図を重ねて見てるみたいに、遠い未来の地図マニアは、2021年のストリートビューを見て、あんな風景だったんだ、と、楽しんだりするようになるんだと、思います。
世の中の変化についていくと、楽しいことも、たくさんあります。
そうそう。世の中の変化、流れで言えば「脱プラ」。
今日もテレビの取材が入りますが、今注目の「脱プラ」紙パック。まだ試してない方は、ぜひぜひ。
遠い未来の地球が素敵な地球である為にも、できることから始めたい。
さあ。月曜日。元気に仕事を始めよう!