春の雨、堀川の雨〔6530〕2021/03/02
2021年3月2日(火)雨
春の雨。暖かい南風と、雨。しっかりした雨脚で、油断するとびしょびしょになってしまいます。びしょびしょになってしまいました。写真は、今朝4時過ぎの堀川河口近く。雨に煙る、堀川。鏡川大橋の側道から撮影してます。傘さして撮影に臨んだ訳ですが、風も雨も強くて、ズボンがびっしょり。でも、春の雨なので冷たくはありません。もう、高知は一気に春へ
で、この、藩政期初期に整備されたこの堀川、昭和の頃までたくさんの舟が往来した、高知の城下の大動脈であった堀川も、今はこんな感じで、市営の浮桟橋にプレジャーボートが並ぶばかり。もっと、活用できんもんやろうかと思ってしまいます。
この右手の農人町は、今も倉庫が並んで往時の面影が残るように、この堀川の舟運関連施設が並んでおりました。九反田に中央卸売市場があった昭和40年頃までは、この堀川を、夥しい舟が往来していたと言います。そんな写真も残ってますし。
高校同級生のS君、古くから農業を営むS君は、子供の頃、お祖父さんに連れられて、田辺島から農産物を舟に積んで市場までやってきて、帰りは下肥を載せて帰る、ということを体験してるそう。待ち時間に、菜園場の映画館で映画観たりして。
市場はかるぽーとになり、冷蔵倉庫は高層ホテルになり、製氷工場はマンションになった、今。それでも堀川の水面は、往時と変わらず、豊かな水を湛えています。いや、昭和40年代よりはずっとキレイになったでしょうか。江ノ口川のパルプ工場が無くなり、下水道がで整備されて生活廃水が流れてこんなったお陰で、僕らが子供の頃よりはずいぶんとキレイになった、堀川。それでも干潮時には、川底にはヘドロが溜まってるのが見えます。浦戸湾も、一見キレイになったように見えるけど、底には高度成長期の鬼子でもあるヘドロが溜まっているそう。高知大学の町田先生のお話では、浦戸湾は、出口の界隈の水深が浅いので、一度溜まってしまうと外海へ排出されず、いつまでもヘドロが溜まったままになってしまう、とおっしゃっておりました。一度汚れてしまうと、キレイになるにはとんでもない時間がかかります。汚すのはアッという間なのに。
今、プラスチックゴミが世界的な問題となっております。これをなんとかしないと。一見キレイに見える風景でも、実はとんでもない実態になっている、ということを、もっともっと知らんといかんですね。こないだ観た映画「プラスチックの海」は、衝撃的でした。
目に見えるプラスチックだけでなく、見えない微細プラスチックも、現在、夥しい量が地球の海を漂ってます。決して分解されることなく。それを海の生物が食べる。そしてそれを、僕ら人類が食べる。既に、そんなことが起こっているのは、事実です。
今、自分たちでできることは何か、を考えんといけません。少しづつ、一歩づつ、できることを。
弊社では、200ml紙パックからプラスチックストローを外しました。もちろん、ストローで飲むこともできますが、基本、ストロー無しで飲むスタイルの紙パック。これは、日本初の試み。飲料業界でも、紙ストローを実験的に少しだけ使ってみたり、プラスチックストローに有機プラスチックを少しだけ混ぜ込んでみたりといった試みが行われるようになってきました。が、たぶん、弊社のやってることは、この社会の現状の中で、現実的な対応としては先頭突き抜けてると思います。
で、この弊社の取り組みは、市販品だけでなく学校給食用牛乳でも採用してるのですが、これには全国の自治体や教育関係者が注目してます。実際、問い合わせもありますし。もしこの動きが全国に広まったら、かなりのインパクトになるんではないでしょうか。
弊社でのプラスチック削減効果は年間数トンやけど、もしこれが全国の学校給食に広まったら、学校給食だけで年間数百トンにはなる訳で、僕の責任は重大なのでした。
そんな訳で、告知、ご理解の醸成につとめております。SNS企画もやってますので、ぜひ!
自分たちでできることの積み重ね。それが、僕らの子供や孫、子々孫々の健康と環境を守り育てていくものと信じています。