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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

蛇紋岩の朝〔6525〕2021/02/25

蛇紋岩の朝

2021年2月25日(木)曇り

こないだ、市内某所で拾ってきた石。蛇紋岩。

そこは、蛇紋岩の露出があることろで、露出の下には蛇紋岩のかけらが転がったりしてます。あんましキレイなので、ポッケに入れて持ち帰ってしまいました。蛇紋岩って、パワーストーンとしても人気があるらしいので、大切にしましょう。

そんな訳で、磨いてみました。ネットに磨き方が出てたのでね。拾ったときは、もっとゴツゴツして、片岩っぽい姿でした。まず、目の粗いサンドペーパーで尖った部分とかをこそぎ落とし、全体を丸味を帯びるように整える。そして、目の細かいサンドペーパーで、磨く。ひたすら磨く。最後は、ドラッグストアとかで売ってる金属みがきの「ピカール」で磨き上げると、こんな感じ。この蛇紋岩は、少し黄色い成分もあるけど、蛇のような文様が見事に見えてます。

 

宮沢賢治も好きだった蛇紋岩。タモリさんも好きな蛇紋岩。

こないだも書いたように、蛇紋岩は、マントルの大部分を構成するかんらん岩が、水分と混じることで変性してできる石。プレートが沈み込むことでかんらん岩に水分が供給されるんでしょうね。それが地上まで上昇してきて露出し、蛇紋岩となるのでした。

円行寺とかは、日本有数の蛇紋岩地帯として有名。この、20万分の1シームレス地質図で、高知市界隈を拡大して見てみよう。明るい紫色が蛇紋岩地帯なので、かなり広く分布してること、わかります。

 

蛇紋岩は、主に、「製鉄用造滓材」に使われてきたと言います。なんのことやらちんぷんかんぷんやけど、要するに、溶鉱炉の中で溶けた鉄から不純物を取り除くための添加剤、ということらしい。その他、肥料とか土壌改良剤とかにも使われたらしいので、まあ、石灰と似た使われ方と言えましょうか。

そんな訳で、高知で蛇紋岩の採掘をやってたのは石灰会社さん。そういった使い道の蛇紋岩としては、高知県産が全国シェアの8割を占めてたというから、すごい。年間200万トン以上。数十億円。すごい。でも、よりすぐれた造滓材が出てきた上に、日本の製鉄業が縮小し、採掘をやめたりするようになった、と、「大地が動く物語」に書いてあります。この本、勉強になりますねー。さすが、鈴木先生だ。

 

では蛇紋岩は、いったい何に使われているのか。

一番馴染みのある用途で言えば、装飾用の建材でしょうかね。大理石の中でも、マーブルの大理石は、蛇紋岩だったりします。こないだも書いたように、国会議事堂の中央玄関ホール床とかには、蛇紋岩(秩父産)が使われてます。高知産の蛇紋岩が使われてる大理石はどこにあるんだろう。専門家に聞いてみたい。

と思いながらネット見てるとこんなページ発見。国会議事堂は、国産の花崗岩と石灰岩、御影石と大理石の宝庫である、という話。残念ながら蛇紋岩は紹介されてないけど。すごいこだわりがあるんですな、国会議事堂。

ああ。こういうのって、やはり専門家と一緒でないと楽しめんよね。国会からの中継とかあったら、背景の石に注目してみたいと思いました。思いませんか?

 

蛇紋岩の話でした。蛇紋岩地帯の植生って独特で、円行寺のトサミズキも、日高村のドウダンツツジも、蛇紋岩のお蔭。でも、磨いてみたらわかるけど、磨くとかなりの粉塵がでます。アスベスト。問題になったこともあるみたいね。なので磨くときはマスクが必須。幸か不幸か、今はいつもマスクしてるので、いつでも磨けますね。でも、仕事中は、せられませんよ。

ともあれこの蛇紋岩。重石、文鎮にして使おうと思ってます。机の上には、いつも、高知市産の蛇紋岩。

今朝は、オンラインショップで絶賛販売中の「ひまわりお買い物バッグ」に乗せて、撮影してみました。この絵が、かわいい・・・


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