月とふたご座と火星探査と人類〔6524〕2021/02/24
2021年2月24日(水)晴れ
今朝4時前。出勤途中、西の空低くお月様。あまりにきれいだったので、弘化台の岸壁で撮影してきました。鏡川の河口に煌めく月明かり。肉眼では気付かんかったけど、お月様の真上にはふたご座のカストルとポルックスが可愛く並んでます。ふたご座のカストルとポルックスは、とても見つけやすい星。あの絶妙の間隔で並んだ星を双子に見立てたのは、さもありなん。
あそこにふたご座があるということは、あのずっと下、地平線の下にオリオン座がある、ということね。もう、冬は去ってしまい、東の空高くには、夏のさそり座。あのさそり座が、宵のうちに天高く輝く頃には、コロナも収束していっているでしょうか。そうなることを願うばかり。
コロナコロナで大変やけど、そんな状況でも世の中は動いていきます。ニュースでは、火星探査のこと、やってました。
この写真の、地平線の下にはオリオン座がある訳ですが、その右下におうし座、そして、その下に火星。真夜中に西の地平に沈んでしまった火星やけど、NASAが公開した火星探査車「パーサビアランス」の火星着陸動画が話題になってますよね。なんと、短い時間ですが音も少し入っているのが、すごい。つまり火星には大気があり、それが風になって流れている、ということで、よく考えてみたら当たり前のことやけど、なんとなく、宇宙なので風もなにもない静かな状態をイメージしてしまっていた自分が恥ずかしい。このイメージは、アポロ11号の月面着陸の映像イメージからきてるんでしょうな。月面には大気がほとんど無いので、風は吹かない。月面に立てる星条旗は、あらかじめはためいてるみたいに見えるように、ワイヤーを入れてあるというのは有名な話。でも、陰謀論が好きな輩は、星条旗がはためいてるのが、アポロは実際には月に行ってない証拠だ、と宣ったりしてる訳で、いつの時代にも、「みんな騙されてるけど自分は本当のこと知ってるんだよねー」という話を好む輩が存在する訳で、これはもう人間の習性の一つとも言える訳で、そういう思考様式を歴史認識に持ち込んだりすると、話がややこしくなります。
火星探査の話でした。
そう言えば、有人の火星探査をアメリカが国家プロジェクトとして行ったけど、実はそれは地球のセットを使って撮影したもので、タイムラグかなにかでその事実ば漏れてしまうとかしまわんとかいう映画は、昔、観ました。「カプリコンワン」でしたっけ。忘れた忘れた。忘れるほど古い話。その忘れるほど長い長い年月をかけて、やっとここまで辿り着いた地球人。
何十億年か前に、火星に生命が存在したかも知れない、という仮説を検証しようという今回の探査。僕は、存在したんだと思ってます。地球の生命と同じ起源の生命が。いや、これは陰謀論みたいな話ではなく、結構科学的な話。その理屈はまた今度。もしそんな証拠が見つかったら、大騒ぎになりますね。僕も騒ぎます。
どうなるかはわからんけど、取り敢えず、この動画を見て、火星の微かな音に耳を澄ませ、宇宙の深淵を感じてみよう。