よさこい鳴子踊り、古い音源ー考察ー〔6483〕2021/01/14
2021年1月14日(木)晴れ
暖かい朝。予想最低気温が2℃ですもの。このところの冷やさを体験すると、暖かく感じる2℃。高知市内、日中は16℃まで上がる予想なので、春はもう近いのか。
さて。
こないだ書いた、よさこい鳴子踊りの古い音源の話。たくさんの反響をいただき、また、広がってきているようです。そう。なかなか貴重な音源だったみたい。商工会議所とかにも残ってるのかと思ったら、どうやら残ってなかったようです。
それにしても、元気やね。この演奏。この合いの手。このテンポ。僕らにとってよさこいの「正調」は、あの都はるみバージョンやけど、そもそもの武政英策さんの想いは、こんな感じやったのかも、知れません。もしそうであるならば、後世の、なんでもアリのパワー溢れるよさこいルーツは、ここにあったのかも知れないなどと妄想するのであります。その後、少し遠回りしたけど。
自主制作レコードの両面に、違ったバージョンが録音されてるので、「古い音源-1」「古い音源-2」と名付けました。
「古い音源-1」のキーは、A。都はるみバージョンの「正調」はGだから、1音、高い。たぶん、1音高くなるくらい速くしてるんだと思います。
「古い音源-2」のキーは、F#。こんな難しいキーをわざわざ採用する必要もないので、こちらは半音下がるくらい回転数を落としてるのではないか。
こないだもご紹介した「第一回よさこい祭りニュース映像」のYouTubeを見てみよう。ニュースで流れてるのは、「古い音源-2」の方。実際にこの音源で踊ったのか、商工会議所からテレビ局に渡された音源レコードがこれだったのかは、謎。
第一回よさこい祭りが開催されたのは、このニュース映像でも言うてるように、昭和29年8月10日、11日。気象庁のHPで、高知市の、1954年8月の気象データを見てみましょう。
なるほど。第一回よさこい祭りが開催された8月10日、11日に、降水量データはないので、たぶん晴れ。そして両日とも、最高気温は32℃を超えてます。第一回も、暑かったんだねー。
やっぱしよさこいには夏の日差しがよく似合う。
地方車が登場するまで、各会場で流される音楽に合わせて踊るスタイルだったよさこい祭り。各会場にはレコードが配布されてたと言います。
この古い音源レコードは、その本番で使用されたものでは無い、と、推察します。だって、このテンポの踊りって、当時はなかなか難しかったんではないか、と思うから。ニュース映像見ても、こんなテンポで踊ってるようには見えない。ちと、時代が早かったかもねー。
今なら、これに合わせた振り付けもできそうやけど。
この音源を使用して踊りたいチームがありましたら、お声掛けください。楽しそう。