夜明け前〔6438〕2020/11/30
2020年11月30日(月)晴れ
冬の朝。もう明日から12月。色んな意味で異例だらけだった2020年も、暮れてゆきます。コロナは終息するどころか、という状況の中でね。でも明けなかった夜は、ない。夜に月が光ってるかどうかだけの違いで、闇夜だろうが満月だろうが、夜は必ず明けるということを、僕らは知ってます。
そんな訳で夜明け前、今朝3時半前の、弘化台北端。若松町から弘化台に渡る短い橋の上から、鏡川河口方面を撮影。向こうには筆山を先っぽとする南嶺の山影。その上にお月様。お月様は、風に流される冬の雲の向こうで、明るく光ってます。
左に見える白い倉庫には「大東冷蔵」と書かれています。そう。大東冷蔵さんの製氷工場。大東冷蔵さんには大きく分けて3つの部門があります。巨大冷凍倉庫を利用した冷蔵倉庫部門、製氷部門、そして鯛の養殖を中心とした水産部門。元々、製氷部門が中心で、県内各所にあった「氷屋さん」に、氷を作って供給してました。もちろん今もやってるけど、漁協とか牛乳工場とかでは、自社に製氷機を置くようになってきて、その事業の比率は相対的に低下してます。
倉庫部門は、この弘化台に巨大な冷凍倉庫を建ててから事業の中心となり、現在も倉庫は満杯状態で、活況を呈してます。
でも、現在の大東冷蔵さんの一番の中心事業に成長したのは、水産事業なんですね。
「海援鯛」ブランドの養殖鯛を、その餌と飼い方にこだわることで成功させ、各地の養殖業者さんに飼料を供給すると同時に、自社でも養殖事業を発展させてきております。
そもそも、大東冷蔵さんは、九反田にありました。そう。九反田に中央卸売市場があった時代から、九反田に製氷工場がありました。僕も若い頃、トラックで、大東冷蔵さんに氷を取りに行ったりしてたものです。
その九反田にあった工場跡地は、今はマンションになりました。マンションが建ったのは、2004年のこと。
なんでわかるかと言うと、このにっこりひまわりに、そのマンション建設中の風景が写り込んでいるから。
現在、その旧大東冷蔵工場跡地に立つマンションは、これ。
航空写真で見るとこれで、そこに製氷工場があった頃の航空写真は、これ。
そして2004年7月22日のにっこりで、東九反田公園の花の話を書いてて、その背景に建設中の、まだ1階部分しかできてないマンションが写り込んでるんですね。8月14日の、ラジオ体操会場からのにっこりでは、3階くらいまでできたマンションが写ってます。そしてJr.2号も。
小学校1年生のJr.2号ですね。7月21日のにっこりには、小学校1年生のJr.2号と小学校4年生のJr.1号が写ってて、仲良くラジオ体操に参加してますな。そんな時代もありました。
二人とも今は遠く関東で社会人。実は昨夜は、Jr.が住む東京・横浜とzoomでつなぎ、親、子、孫で夕食食べたりしました。こういうことができる世の中って、すごい。
夜明け前の話でした。
世の中、コロナの状況は厳しいけど、ワクチン開発などの光明も、見えてきてます。もうすぐ、朝。訪れるのは、新しい、朝。
夜が明けたとき、その新しい朝にどう向き合うか、が、問われる今日この頃。