かるわせてみませんか〔6423〕2020/11/15
2020年11月15日(日)晴れ
コロナの中の七五三。蜜を避けながらの七五三も大変でしょうが、時節、暦は着実に流れてゆきます。もう、11月も半分が終わりました。街からはクリスマスソングも聞こえるようになってきたけど、コロナはなかなか収束す気配もないっすね。人類はここで踏ん張らんといけません。
今日は所用があって、中村。四万十市中村。2005年、平成の大合併で四万十市になったけど、僕らにとっては今も「中村」で、「今日は四万十市へ行ってくる」と表現する高知市民って、居るんでしょうかね。僕は、今朝、会社で「今日は中村行ってくる」と言うて出掛けてきました。
その大合併で「四万十町」なるものができてしまい、たぶん、県外からのお客さんとかにとったら紛らわしいったらありゃしない。なので道路標識も「(旧)中村」とか「(旧)窪川」とかになってて、警察署は中村書、窪川書で、駅も窪川駅に中村駅ときたもんだ。当たり前やけど。
四万十市に四万十町に黒潮町ですきんねー。まあ、別にいいです。
そうそう。中村線が開通して中村駅ができてから、丁度半世紀。こないだ、50年を迎えた話、書きました。今のGoogleマップはこれで、地理院地図の航空写真はこれ。中村駅開業直後の航空写真はこんな感じで、開業前の中村駅界隈ってこうなってます。この半世紀、劇的に風景が変わったエリアかも知れません。
交通は便利になったけど、中村は中村。幡多は幡多。方言も違うし、人々の気質も違いますね。一條様の町だったこともあって、なんか、おっとりしてる感じもする中村。
市民病院の近くに「ピノキオ」というパン屋さんがあって、弊社の大切なお客様なのですが、今日も朝からたくさんの幡多弁のお客さんで賑わい、店員さんとお客さんの濃ゆいローカルトークが心地いい。
そのピノキオパンさんの入り口に、大きなパン。
「1歳の祝 1升餅の代わりにかるわせてみませんか」。
風景や町の名前は変わっても、中村は今も中村で、幡多弁は今も幡多弁で、生活に溶け込んじょうがが、嬉しい日曜日でした。