土佐あかうしらしいビーフ〔6339〕2020/08/23
2020年8月23日(日)晴れ!
昨日、短い時間やったけどかなりガイな雨が降ったきでしょう。今朝の過ごしやすかったこと。こうやって季節は一歩一歩進んでゆく。いや、3歩進んで2歩下がる、という感じで進んでゆく。水前寺清子さんは正しい。
そう言えば、昨日の新改の山中、聞こえてくるのはツクツクボウシでした。もう、秋も近いと思うと、少し寂しい。高知県のほとんどの小中学校は、今日が夏休み最終日。みんな、宿題済んだかな?
この夏休みの宿題は、通常よりも少なかったと聞きます。そりゃあそうだ。短いもの。
こんなイレギュラー夏休みを過ごす子供たちも大変やったと思います。
「こんなこともあったねー」と思い出せる日が、いつかきっとやってくる。そんな、特別の、夏。
今朝、会社へ出てきて新聞読んでたら、以前にもご紹介した土佐かうしの新格付け「TRB」についての記事が出てました。「期待高まる」という見出しが嬉しい。
土佐あかうしの、赤身肉としての良さを広めていく為に、この4月に誕生した、高知県独自の和牛の格付制度、「TRB」。
土佐あかうし復権への道のりについては、過去のこのにっこりを読んでください。時間があったらリンクも読んでみてくださいね。
新しい基準を満たした肉は「Tosa Rouge Beef」というブランド名で呼ばれます。土佐ルージュビーフ。Rougeは、「ルージュの伝言」のルージュで、フランス語で「赤い」という意味。例示が古いですか?
でね。その格付け制度を「TRB格付け」と呼ぶ訳やけど、これ、「土佐あかうし らしい ビーフ」の頭文字。いいねー。いい。このセンス、とてもいいと思いました。誰が考えたんだろう。さぞや名のあるコピーライターなんだろう。と思えるくらいのネーミングセンス。言い過ぎですか?名前の付け方って、大事。大事やと思いました。
土佐あかうし らしい ビーフ。TRB。
ともあれ、TRB制度がうまく活用され、土佐あかうしが強いブランドとして確立し、生産者が喜び、生産量が増えていくことを期待したい。僕が絶滅しかかってた土佐褐毛牛のブランド再興にちょっとだけ関わるようになってから幾星霜。みんなの努力で、やっと、ここまできました。さあ。これからだ。
「ルージュの伝言」はユーミンの5枚目のシングルで、1975年作品というから、僕が中学生の頃。まだ荒井由美の時代。ウィキで見てみたら、コーラスが山下達郎、吉田美奈子、大貫妙子というからすごいね。
で、歌詞では、ルージュの伝言を残したのは、バスルーム。バスルームの鏡なのか壁なのか書いてないけど、たぶん鏡。というのは、ユーミン自信が、こんなこと言うてるからですね。
「エリザベス・テイラーのなんかの映画の、鏡に別れの言葉を書いて家出していくシーンを覚えていてね、そのイメージをダブらせながら書いたの」
これ見ると、このルージュはそんなに真っ赤ではない。どちらかと言うと霜降り肉に近い色だ。だから、TRBで格付けされるR5の肉は、エリザベス・テイラーのルージュではなくて、もっと赤い、例えば中森明菜が「少女A」で歌った「ルージュの唇かすかに震えてるわ」の、ちょっとイキがった少女がつけてたルージュなのかも知れません。
ああ。R5のお肉、食べてみたい。