お月様の呼称と働き方改革〔6334〕2020/08/18
2020年8月18日(火)晴れ!
連日の猛暑。もう、しょうがない。なんちゃって。
冒頭から申し訳ないです。なんせ、暑くって。
でも、早朝は涼しくなりました。今朝も、意外と過ごしやすく過ごしております。過ごしやすく過ごしてます。う~ん。
今日の月齢は28で晦、明日が新月。お月様は細く細く、夜明け前の空低く、たたずんでおりました。写真は今朝、4時半過ぎのお月様と三宝山頂。本社棟2階からズームで撮影してみました。三宝山頂の西洋のお城風建物と、細い細いお月様が、なんとはなしに異国情緒を醸し出す。
そう。三日月のような細いお月様は、日本的と言うよりは異国的。それも西洋ど真ん中ではなく、中東、アラブ、アラビアンナイトのイメージでしょうかね。
「月の砂漠」は本当は「月の沙漠」で、日本の海岸をモチーフにして作られた歌なので、なんとなく、満月が輝くイメージもありますが、やはり三日月でしょう。
ここで言う「三日月」は、超広義の「三日月」ね。狭義の「三日月」は陰暦3日の夜の月。広義の「三日月」は新月から上弦の月の間。今朝の月はどちらでもない、下弦の月から晦の間に位置する月やけど、これも超広義で言えば、「三日月」。「みかづき」であります。そうでないと、細いお月様の表現のしようが、ない。英語のクレッセントとかフランス語のクロワッサンとかみたいな便利な単語がないのが、日本語。
つまり、日本人にとってお月様の在りようは、それほど大切ではなかったのかも知れないね。それよりも、日本人にとって大事なのは、お日様。太陽。太陽が大切な自然の中で暮らしてきた、日本の人々。
以前にも書いたけど、中東とかには、月をモチーフにした国旗があります。トルコとかパキスタンとかのイスラム諸国に、多いみたい。その理由について、丁度5年前の今時分に考察してますので、ご覧ください。つまり、三日月形状にモチーフを使った理由というのは諸説あって、僕ら極東の人間があれこれ言う立場にはない、ということね。
でも、ひとつ言えるのは、中東でのお月様の重要性。暑い暑い乾燥した砂漠で暮らす人々にとって、太陽は脅威。危ない。人々を死に追いやる可能性があるもの。なので、暑い時期のキャラバンは夜、月燈りの下を旅したと言います。だから、砂漠地帯で暮らす人々にとって、大切なのは、お日様よりもお月様という考察は、間違ってないと思います。
たぶん、ペルシャ語とかアラブの言葉とかには、お月様の呼び方、その形状に合わせてたくさんあるんではないかと想像します。なかったらごめんなさい。
日本も、日中これっぱあ暑いと、夜、活動したくなりますねー。早朝は、涼しいですもの。暑い昼間は動かないようにして。
この温暖化の中で、あと100年もしたら、 日本もそんな働き方になっているかも知れません。
そうしたら、お月様の呼び方も、もっともっと種類が増えてて、楽しいかも、知れません。いや、妄想です。はい。
今、「人事の古代史」という本読んでます。律令時代から平城京、平安京時代の人事制度、官僚制度について書かれた本。これ読むと、古代の官僚は、早朝、夜明けと共に出勤して働き始めてお昼には終わる、みたいな感じ。いいですね。こんな暑さになってきたら、そういう働き方もいいかも知れません。働き方のルネッサンスだ。冬は寒いけど。
コロナがあってネットインフラ革命があって、温暖化。100年もしたら、日本人の働き方って、どうなってるのか想像もつきません。今は今の状況の中で精一杯働くだけ。
今日も暑くなりそう。猛暑。もう、しょうがない。水分とって牛乳飲んで、熱中症予防につとめましょう。