レンガの橋台と三宝山頂〔6315〕2020/07/30
2020年7月30日(木)晴れ
梅雨明けを宣言する担当のおじさん、昨日はお休みやったんでしょうか。お陰で、僕は嘘をついてしまいました。梅雨明け、してません。どうやら本日、梅雨明けするらしい。
でもね。昨日は完全に梅雨、明けてましたよねー。明けてました。なんで今日にしたんでしょうか。考えられる理由は二つ。
一つは、まだ、梅雨前線に向かって湿った空気が北上し、雨が降る可能性が否定できんかったから。確かに今朝方、降りました。結構ガイに、降りました。
二つ目は、この過去のデータみて、一番遅い梅雨明けにしたかったから。違う。違いました。昨日、過去で一番遅かったのは2009年の7月30日と書いたけど、それも嘘でした。よく見てみたら、2003年と1988年には7月31日が梅雨明けになっているではないか。ああ。ごめんなさい。世の中は嘘に満ちている。いや、嘘ついてるのは私です。
ともあれ、今日、梅雨明けするのは間違いないでしょう。部屋の外ではクマゼミがワシャワシャ。高知市や南国市の子供たちも、やっと、夏休みが始まります。短い夏休みを楽しんでくださいね。
ところで昨日、土佐史談会の今井さんが、木屋橋が写った昔の絵葉書をFacebookで紹介してました。そう。昨日、にっこりに書いた木屋橋。その絵葉書の写真には、橋の下に橋台が写ってます。その橋台をよく見ると、レンガ積みみたいだ。おう。レンガか、と感動しました。
去年の11月26日、川舟を漕いで、堀川から電車通りの下をくぐり、新堀川探検をやりました。そのとき、古いレンガの壁面を発見して、埋蔵文化財センターの研究員さんと一緒に盛り上がったのでした。そして、今井さんの絵葉書で、レンガの壁面は橋台のものらしい、ということが判明した訳です。位置的に見て、たぶん、そう。絶対、そう。すごい。
この、昨年11月の写真の右手奥に写っているレンガの壁面は、かつて、もっと電車通が狭かった昭和始め頃の木屋橋の橋台のレンガだったのか。古い木屋橋の、貴重な貴重な痕跡が、隠れていました。
いろんな謎が解明されていくのは、嬉しいです。今井さん、ありがとう。
今朝の写真は、朝日が昇る物部川。物部川は、このところの雨で増水し、濁っています。また、しばらくは物部川の鮎もお預けでしょうかね。
三宝山。標高270m。またの名を金剛山。古くからの信仰の山。神様の、山。あの山頂は絶景ポイントなので、三宝山スカイパークやスカイレストがつくられた訳やけど、それも今は昔。今の三宝山頂には、かつての遊園地の荒れ果てた舗装と、レストランがあった場所の草ぼうぼうと、あの、西洋風のお城のオブジェが残るのみ。車では、ゲートが閉まってて行けないので、あの場所の時間が止まっていることを知る人も、少ないと思います。
レンガの橋台と、三宝山頂。世の中はどんどんと変わっていくけど、人知れず、静かに残されている痕跡。