ツバメ、ツバクロ、ツバクロウ〔6249〕2020/05/25
2020年5月25日(月)
本社棟、玄関の真上。
ツバメが戻ってきた。たぶん、去年と一昨年は、きてない。久々に、玄関の上に巣作りを始めました。なんか、嬉しいですね。
ツバメが家の玄関の上に巣作りしたりするのは、外敵から身を守る知恵ですよね。あそこだと、場所的にもカラスとかは近づきにくいし、そもそも人間が多いから、他の動物は近づかない。今年も元気な子作りができること、祈ってます。このツバメ、今はたぶん、卵を温めてるところ。お父さんらしきツバメが、写真を撮る僕を警戒してウロウロと飛びまわってます。
ここにやってくる鳥は色々いるけど、よく見るのがセグロセキレイ。水辺に生息する鳥なので、物部川沿いで、敷地内を水路が縦横の工場にたくさん飛来するのは、ムベなるかな。ツバメもセグロセキレイも、なかなかにかわいい。
セグロセキレイは、「高知市の鳥」。これ、知ってました。鏡川とかでよく見かけますもんね。では、ここ「南国市の鳥」はというと、オナガドリなんだって。なるほど。そう言われて見れば、そうかも知れない。よく見かけることはないけど、長尾鶏センターとかいうの、ありますもんね。
で、南国市の木は、ヤマモモ。なるほど。亀蔵ブランドは、南国市十市がルーツですきんね。ムベなるかな。
では、ツバメをシンボルにしている市町村は。ウィキにちゃんと書いてます。千葉県松戸市とか徳島県阿南市とか、たくさんありますね。なんか、颯爽としてるイメージあるから、シンボルになりやすいんだろうか。
ツバメ。燕。玄鳥。
別に、玄関に巣をつくるから玄鳥ではなくて、黒い鳥だから、玄鳥。当たり前やけど。
ならば玄関はなんで玄関なのか、ということが気になります。調べてみると、仏教用語。玄は、「奥が深い悟りの境地」を意味するから、玄関は、「玄妙な道に入り関門、つまり奥深い仏道への入り口を意味した」と、ネットの語源由来辞典に書いてました。鎌倉時代に禅宗で使われるようになった言葉。そもそも禅寺の方丈への入り口やったのが、お寺の門を意味するようになり、普通の住居の入り口の意味になったのは江戸時代以降とのこと。どうでもいいですか?
ツバメの話でした。
ツバメは、つばくろ、つばくらめ、などなどの異名があります。方言でも色々あるみたいで、東北ではツンバクラとか、関西ではヒイゴとか。徳島県ではツバクロウと呼ぶことがあるみたいだから、阿南市の鳥はツバメやけどツバクロウで、ヤクルトスワローズの素敵な毒舌マスコット「ツバ九郎」と同じなのである。どうでもいいですか?
本社棟の玄関は、久々に、賑やか。ツバメは幸せを運んできます。
今日から、高知県内ほとんどの学校が再開。子供たちの元気な声が、聞こえる日々。学校。子育て。大変やけど、それが生物の営みであり、育てることが幸せだし、その先にも幸せがある。ツバメの巣、ツバメの子育てを見てると嬉しくなるのは、そういうこと。
コロナ禍も、ツバメが吹き飛ばしてきれることを願いつつ、一週間が始まります。