南海ホモ牛乳、南海ゼルシー牛乳〔6246〕2020/05/22
2020年5月22日(金)晴れ!
良いお天気。
昨日は、昔のソフトヨーグルトの瓶をご紹介しました。その勢いで、今朝は南海ホモ牛乳。
この瓶は、平成23年にいの町の西浦遺跡で、高知県埋蔵文化財センターの発掘調査によって出土したもの。埋文で、撮影させていただきました。ちと、擦れてますけど、南海ホモ牛乳。南海乳業は、土佐市高岡町の乳業メーカーで、昭和48年、ひまわり乳業と合併してます。なので、ひまわり乳業の源流のひとつ。
高知県の乳業史をひもとくと、戦前、「高吾ミルクプラント」というプラントがあったとこが、わかります。宇佐にあった「宇佐酪農産業組合」で生産された生乳は、「高吾ミルクプラント」で殺菌処理され、大規模に販売されていたと言います。
太平洋戦争。戦時中は、政府の方針で、酪農専業であるいわゆる「農乳」に優先的に飼料がまわされた為、一般販売を目的としていたいわゆる「商乳」のプラントは、飼料不足に見舞われ、大打撃を受けます。戦後、なんとか復興していく中、高吾ミルクプラントは、昭和23年に「高吾牧場」と合併して「南海牛乳KK」が設立されました。その後、南海乳業株式会社になり、ひまわり乳業と合併してひまわり南海乳業になり、現在のひまわり乳業に至っているのであります。
僕らの子供の頃の記憶では、南海ゼルシー牛乳。
ネットで調べたら、あった。ありました。キャップの画像。「高脂肪デラックス」と書いてるから、脂肪分を強化した加工乳だったこと、わかります。デラックスやねー。
僕の記憶では、日曜日の朝、ディズニーの番組やってて、そのコマーシャルが南海ゼルシー牛乳のではなかったか。間違うちゅうかも知れません。けど、確かにやってた南海ゼルシー牛乳のコマーシャル。だから、南海牛乳と言えばゼルシー牛乳でした。あと、リープルも、南海乳業の商品。
そんな南海牛乳の工場は、合併後、ひまわり乳業土佐工場として稼働してたけど、僕が入社した年に南国工場へ統合。僕が工場で見習いやってるところへ、土佐工場から、たくさんの人が転勤してきて、一緒に働きました。ああ。懐かしい。
その工場の場所は、今はサニーマート土佐店様になってます。ひまわり牛乳やれいほく高原牛乳売ってるので、ぜひ、ご利用ください。ゼルシー牛乳は売ってないけど。リープルは、昔みたいに135ml瓶じゃなくて紙パックになったけど、売ってます。
土佐市、仕事で一昨日行ってました。市役所建て替えやってるんですね。そして、複合文化施設「つなーで」ってのができてました。すごい。大綱やき、つなーでか。誰が考えたんだろう。
その2階には、図書館。土佐市立市民図書館。
こないだまで、なかなかに狭かった土佐市の図書館が、ものずごく立派になってました。館長は昔からラララ音楽祭でお世話になってるエミちゃん。
安政南海地震の様子や、その後の土佐の生活がよくわかる「真覚寺日記」が貸し出しで読めたりします。広くで快適で、郷土資料も充実してます。いいね。こんなのができて。
しばらく行ってないと、どんどん風景が変わってゆく。
コロナが落ち着いたら、また、県下一円たつくってみたい。
このままこのまま。このまま収束し、終息し、そして新しい世の中が、はじまる。