浦ノ内湾の巡航船、こんな日もなっくっちゃ〔6191〕2020/03/28
2020年3月28日(金)晴れのち曇り
世の中コロナコロナコロナコロナで大変。今日、午前中は時間があったので、少し気分転換。こんな日もなくっちゃ堪らん、ということで、浦ノ内湾を楽しんできました。こんな日もなくっちゃ。
そんな訳で、早朝は出社してふた仕事くらい片付けてから、宇佐へ。そう。土佐市宇佐。宇佐は面白い街。古くからの漁師町で、安政南海地震の碑とか真覚寺とかを探索。
そして。
そして、今日のお目当て、巡航船。須崎市営の巡航船。日曜祭日は運行してない巡航船。浦ノ内湾を、湾の入り口、宇佐の近くの「埋立」から湾の最奥部の「横浪」「坂内」まで往復する巡航船は、こんな航路。今日は「埋立」で乗船し、横浪半島の真ん中くらいの「福良」まで乗りました。ふくら。小さな漁村。いいですねー、この巡航船。いい。かつて、浦ノ内で暮らす人々の主たる交通手段は船であったことを、思い出させてくれる巡航船。
で、福良から横浪半島を駆け上がり、走る。スカイラインはかなりの標高であるのに加えて、アップダウン、苦し心地よい。ああ。初めての半島RUNは、雨も降らず、心地よいものでございましたねー。こんな日もなくっちゃ。
横浪スカイラインは、横浪黒潮ラインというのが正式名称みたいだけども、僕らは横浪スカイラインで馴染んでますよね。顔の大きな武市半平太がいる、横浪スカイラインなら、お馴染み。今はもういないけど。で、延長19kmのうち、今日は10kmくらいを走りました。
もちろんこの半島は、フィリピン海プレートがユーラシアプレートに南海トラフで沈み込むことによってできたシワシワ。シワの山の部分が半島で、シワの谷の部分があ浦ノ内湾であることは、Googleマップの衛星写真で一目瞭然だね。この半島の先っぽ南部には、有名なメランジュがあります。高知で有名なメランジュは、ブラタモリでも紹介した西分漁港、住吉界隈のメランジュと、ここ横浪メランジュ。
今日は横浪みどころ盛りだくさんなので、お腹いっぱい。なので、メランジュはやめちょきました。またの機会のお楽しみにして、スカイラインを途中で折れて明徳義塾中高等学校さんの方へと駆け下りました。そして、海岸沿いの道を走って井尻。半島先っぽの集落、井尻。
井尻から、横浪大橋を渡れば、そこは宇佐。宇佐へ戻ると丁度お昼。お腹空いたー。
宇佐と言えば、お好み焼き。以前、高知市内のおいしいお好み焼き屋さんには宇佐がルーツのお店が多い、みたいな話を聞いたことがあるような気がするくらい、宇佐と言えばお好み焼きというような気がしてて、その中でも有名な「やまさき」で、お昼にしました。
お好み焼き屋さんのご主人は、実は、大昔から存じ上げてる方。
僕が中学生のとき、明徳高校に吹奏楽部ができました。それまでは、僕らの学校は、当たり前のように高知県代表で四国大会へ出場してたのが、明徳の出現で戦国となったのでした。その、明徳の指揮をしてたのが、山崎先生。あのマクベスは衝撃だった。
その山崎先生、大病をされたりしながら、今も元気に宇佐でお好み焼き屋さん。
久しぶりに、40年前の高知県の吹奏楽事情や、あの先生やあの先生の話ができて、嬉しかったです。
宇佐はえいねー。こんな日もなくっちゃ。
巡航船に乗ってて思ったのは、浦戸湾にも、こんな感じの巡航船を走らせればいいのに、ということ。これ、須崎市営の巡航船ですきんね。高知市営だったら簡単にできそう。
浦戸湾で、堀川から弘化台、孕、仁井田、横浜、種崎、浦戸を往来する巡航船があったら。みんな乗らんでしょうかね。桂浜観光がはりまや橋近くから船で行けたら、楽しいのに。そして浦戸の街並みを通って、桂浜。お土産物屋さんは、浦戸の街並みに。いい、観光地になると思うけど。
巡航船に乗りながら、そんな妄想が掻き立てられる、土曜の朝。
ともあれ、良い半日を過ごさせていただきました。
世の中はコロナコロナコロナコロナやけど、こんな日もなくっちゃ。
写真は、濃厚接触のしようもない、巡航船内。