人類の勝利に向けて〔6192〕2020/03/29
2020年3月29日(日)晴れ
せっかくの日曜日。なのに世の中コロナコロナコロナコロナコロナコロナコロナコロナ。新聞もテレビもネットもコロナ一色。
そんな中で、あの、天才歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリさんが、新型コロナウィルスについて、という寄稿文をTIMEに寄せてます。
おう。なんか、最近僕が書いてきたことと似てるぞ。方向が。いや、もちろんハラリさんのがずっと深くて深くて深いんだけども、方向性が似てるだけで、ちょっと嬉しい。
それはともかく、今は地球人として、情報を共有し、我慢しながら一緒に未来を目指すことが大切、ということ。
僕らには、ワクチンや治療薬を開発することはできんけど、それぞれで助け合うことは、できる。できます。そしてみんな、やり始めた。
このところの学校給食休止に伴う皆さんの温かい気持ち、行動には、本当に頭が下がるし涙が出るほど嬉しいです。
今朝の朝刊には、高知で始まった「コロナに負けるな!応援チケットプロジェクト」の記事が載ってました。お客さんが減って打撃を受けている高知の飲食店を応援するため、プロジェクト参加のお店が発行した前売りの商品券を、みんなで購入しよう!というもの。
コロナは大変だけど、コロナによって、こんな感じの一体感、助け合う空気感がでてきたのは、ハラリさんの言う、人類の勝利へ向けての第一歩なのかも知れません。
で、人混み、濃厚接触を避けましょう、という対策の中で、卒業式や入学式、いろんなイベントが中止になってますが、昨日の夕刊に、高知大学の櫻井学長が、高知大学の卒業生に向けた、素敵な弾き語り動画を公開してる、という記事が載ってたので、早速視聴。
なかなか、上手い。
僕は以前、高知大学の外部経営委員みたいなのをやってたことがあるので、櫻井さん、昔からよく存じ上げてます。飲み会の時とかに、「実はミュージシャンになりたかった」と喋っておられたのを、この動画を見て思い出しました。さすがさすがの櫻井さん。
テレワークの時代、こんなメッセージの伝え方、方法があるんだな、と、感心しました。もちろん、こんなことやるには個人的技量や工夫が必要だけども。
でも、工夫次第で、なんとかなっていく、という雰囲気を醸し出す意味で、良い試みですよね、これ。
コロナのお蔭で、この高速ネット社会の使い方、広がってきたみたい。
そしてこんな動画も見つけました。
新日本フィルテレワーク部による、テレワークオーケストラ演奏会。なるほど。こうきたか。
素晴らしいですね。もちろん、一緒に集まって演奏するような演奏の質は望めんけど、気持ちが伝わる。ものすごく気持ちが伝わって、思わず落涙しそうになりました。
そうだ。今は、こんなことができるんだ。ならば、僕らも、日常生活でも仕事でも、もっともっと色んなことが工夫次第でできる気がしてくるではありませんか。
うん。そうだ。何かできる。何かできるぞ、これは。
飲み会もテレワークでできるね。飲むのがワークかどうかは知らんけど。
スカイプかなにかで繋いどいて、みんなで集まって飲み会する、というのも面白いかも知れない。それ何食べてるの?どんなふうに作ってるの?みたいなこと言いあったりして。そうすれば、消費が落ちて困っている酒造メーカーさんとかに協力することもできるし。
でもテレワーク宴会だと、飲食店さんが困るから、例えば最寄りのお店で作ってもらったのを持ち帰って食べる、というルールを作ったりするのも、アリかも知れない。
それでも飲食店は大変なのには変わりはないから、やはり、応援チケットは買っておこう。
こんな感じの、工夫。取り組み。助け合い。
国家規模でこんなことができるようになったら、その時が、人類がコロナに勝利した時だ、とハラリさんは言うてます。と、思います。僕なりの解釈で。