チャンカレ〔6127〕2020/01/24
2020年1月24日(金)晴れ
それにしてもこの気温。なんか、おかしい。このまま高知市、氷点下にならんかったら、記録取り始めて初めてらしいけど、どうなるんでしょうか。昨日は春というか、初夏みたいな陽気でした。
さて。チャンカレ。
昨年、金沢へ行ってました。北陸の雅都、金沢。
その時、金沢の方から「金沢カレー」について色々と教えて頂いたのであります。高知に居ると全然気付かんけど、「金沢カレー」というのは、全国的にもまあまあ知られたジャンルのカレーなんですね。で、たぶんいちばん有名なのは、ゴーゴーカレー。たくさんの店舗展開してて(もちろん高知にはないけど)、「金沢カレー」というジャンルを全国に知らしめた功績は、大きいらしい。知らんけど。
でも、金沢ヂモティーのその方によると、金沢カレーの元祖はチャンカレ。チャンピオンカレーなんだそう。チャンピオンカレー。チャンカレ。
それではホームページを見てみよう。このホームページの中に、「金沢カレーの歴史」という項目が立ってます。それによると。
まず、石川県民はカレー好き。人口あたりのカレー屋さんの数は、日本一なんだって。そして「金沢カレーとは、金沢市を中心とする石川県のカレーライス店で供される独自の特徴を持ったカレーライスを言う。」と、書いてある。
ではこの「独自の特徴」とは。
この6つの「独自の特徴」が、ここには挙げられてます。
・ルーは濃厚で「ドロッ!」とした感じ。
・カレールーの上には「カツ」が載っており、その上にソースがかかっている。
・ステンレス製の舟型のお皿に盛りつけられている。
・先割れスプーンかフォークで食べる。
・つけあわせにはキャベツの千切り。
・カレーのルーは全体にかけ、ライスは全く見えないように盛り付けられている。
転記するのは面倒くさいので、コピペしました。ではこんなスタイルのカレーがいつ頃どうやって始まったのか。
ああ。これも読んでください。ここ。なかなか詳細に書いてくれてる。しかも、ここでゴーゴーカレーが取り上げられてない理由も、書いてます。読み物としても面白いですなー。
さて。
昨年金沢へ行ったとき、金沢カレー、食べれませんでした。行程がギッシリで、時間がなくって。それが心残りで心残りで。そしたらね。金沢カレーのことを教えて頂いた上記の方が、一昨日、来訪され、お土産にチャンカレのレトルト、持ってきて下さったのであります。いやー、ありがたい。ありがとうございます。
そんな訳で、今日の昼、食べてみることにしました。
せっかくなので、ちゃんとした金沢カレー「風」にしてね。
ステンレスの皿は手元にないので、それは断念。先割れスプーンも断念。他は想像で再現してみた「Lカツカレー」。本物とは違うと思うけど、まあ、それはそれ。想像再現の金沢カレー。
カレールーを全体にかけてご飯を見えんように。キャベツの千切りと、カツ。その上のソース。
昼休みなので、とんかつを揚げる時間ないから、通りかかったスーパーで買うてきたカツ。だからLカツではありません。「Lカツカレーモドキ」だ。
こういう独自の文化って、良いよね。伝統的なものではなくて、昭和以降にできあがってきた食文化。高知で言えば、なんだろう。須崎の鍋焼きラーメンとかが、そう。谷口食堂が考案した。
こういった食文化が広く定着していくのは、なかなか大変。時間も手間も、かかります。でも定着したら、面白い。食に関わる仕事をしている僕らも、こういったことを勉強するのは大切なことだと思います。
だから、今日はチャンピオンカレー、食べました。
おいしかったです。いや、ホント。濃厚なカレールーと千切りキャベツとご飯を一緒に混ぜながら、食べる。おう。これが金沢カレーか。なるほど、金沢カレーか。たしかにこれは「文化」だ。
おいしかったです。おなかいっぱい。お土産に持ってきてくれたYさん、ありがとう!