交通インフラを考える〔6087〕2019/12/15
2019年12月15日(日)晴れ
そんな訳で、昨日は。あれから後、歩いて高岡へ行きました。バスがないので。約8km、気持ちよく歩かせて頂きました。バスがないから。
で、居酒屋かしわ。
知る人ぞ知る名店ですね。鶏料理しかないけど、すさまじい鶏料理バラエティ。常連さんと一緒だったので裏メニューも食べれたし、言うことなし。
かしわ食べてビール飲んでダバダ飲みたくって、たくさんの有意義なお話をして、タクシーで帰ってきました。
ちなみに調べてみました。とさでん交通の時刻表。高岡から高知方面へ向かうバスの、最終。これもまた、ビックリね。
高岡営業所からの最終便は、18:30だ。なんと、ろくじはん。高岡高校通から乗ればもう少し遅くて、19:16。これに乗って帰るためには、何時から飲まんといかんのだろうか。
とさでん交通は民間会社。だから採算取れない路線はね。仕方ないのね。でも、公共交通ということで考えると、こんなんで良いのだろうか。県立運動公園を通る路線は廃止になり、高岡営業所から高知へ帰る最終便が6時半。こっから先は行政が、どう、考えるかでしょうね。もしくは考えないか。
高齢者の運転事故が増えて、早期に免許証返納しましょう、という当然の議論があるけど、公共交通がこんな状況の地方は、どうすりゃあ良いのか。そんな日本になってしまった。そんな日本の将来を、霞ヶ関で考えるのは、無理だと思いました。おいしい鶏肉を食べながら。
今朝の写真は、公共交通機関の歴史。
この十字の場所で撮影しました。
頭上を通ってるのが、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線。後免駅とごめん町駅の間。野中兼山先生が開削した舟入川を渡る、ごめん・なはり線。
その下。石積みの間に、コンクリートの架台のようなものが、見えます。あれは、ここを土電の電車が走ってた時の橋台。土電安芸線の電車は、ここにあった端を渡り、後免町駅へと下っていったのでありました。この頃。
そしてこの舟入川。物部川の水を浦戸湾へと流す舟入川は、もちろん灌漑用水として、広大な農地を潤した用水。そしてもうひとつ。藩政期を通じて、そして明治になっても、この流れは物流の大動脈でもありました。農産物や物資を乗せたおびただしい舟が、この舟入川を往来していた風景。その名も舟入川というくらいですきんね。
交通、とくに物資輸送の大動脈でもあった、この流れ。
変遷。
変遷はあるけど、重要な役割を果たしてきた交通インフラの歴史が、ここにあります。
そんな公共インフラが維持できなくなったとき、その地域はどうなっていくんだろうか。