ホットミルクの朝〔6081〕2019/12/09
2019年12月9日(月)晴れ
高知へ帰ってきたら、高知もやっぱり冬の趣き。冷たい風が吹く季節になりました。藪漕ぎシーズン到来だ。なかなか藪漕ぎに行く時間がないけど。
寒い朝は、これに限るね。ホットミルク。今朝はきんこん佐日記バージョンのマグカップで、ホットミルクを楽しみました、身体の芯から温もります。「あたたまる」と言うより「ぬくもる」と言うた方が、なんか温(ぬく)そう。
おーの冷やい。ホットミルクはまっことぬくもるちや。
「温まる」と書いて、「あたたまる」と読んだり「ぬくまる」と読んだりします。「あたたまる」は「暖まる」とも書くね。で、「温もる」は「ぬくもる」としか読まん訳ですね。どうでも良いですか?
こないだ、高知県内で発掘された明治から昭和にかけての牛乳瓶のこと、書きました。明治期の、あの内ねじ式の瓶はなかなか貴重らしい。そして、出土したのは一合瓶と五芍瓶だった。
今は、牛乳はガブガブ飲むものになりまして、五芍の瓶牛乳というのはなかなか見かけんようになりましたねー。ちなみに弊社には「みに牛乳」という90mlビンの牛乳があるけど、あんまし知られてません。
昔は、牛乳は、結構貴重な滋養のための飲み物で、健康のために、薬のように飲むものであったことが、五芍瓶の出土から伺えます。一合は180mlで、五芍は90mlね。
そして、昔も今も、牛乳を温めて飲んだりします。冷蔵庫が普及してなかった時代、牛乳は、ビンに入れて家庭に配達され、それを急いで飲んでた訳だ。考えてみると、なかなか大変。はように飲まんと、いたんでしまう。
牛乳がいたんだかどうかの簡易判定方法が、あります。それは、沸かしてみること。沸かしてみて分離したら、アウト。分離しなければ、セーフ。
だから、冷蔵庫がなかった時代のみなさんは、たぶん沸かして飲むケースが多かったと想像できます。
ホットミルクは、今よりずっと当たり前だったのかも知れない。
温かいミルクと言えば、僕らの世代は学校給食の脱脂粉乳。そう。脱脂粉乳から牛乳への過渡期にあるのが僕ら世代。低学年の頃は脱脂粉乳で、徐々に瓶入り牛乳の日が出現し、小学校卒業の頃は、牛乳の方が多くなってました。
あの脱脂粉乳はね、冷めたら、マズい。冷めてしまうと、鼻つまんで一気に飲み干す必要が、ありました。冷たく冷えてれば良いんだろうけども、中途半端に冷めた脱脂粉乳はね。ちょっとね。
今の子供達は、当たり前のように牛乳が飲めて幸せだと思います。
こないだ、東京で出席してきた「牛乳ヒーロー&ヒロインコンクール」表彰式では、子供達の、牛乳に対する思いが溢れてて、とっても感動しました。
もちろん、この、最優秀の農林水産大臣賞「ミルコックくん」は、発想も画力も素晴らしい。そして他の作品も、それぞれ工夫が凝らしてあって、すごかったです。
例えばミルボーン」は、牛乳パックから骨が生えてきたというヒーローなんだって。なるほど。
僕のツボは、「アサモー・ヒルモー・ヨルモー」でした。
牛乳が当たり前のように身近にあり、当たり前のように毎日飲む、という生活。良いと思います。
子供たちには、アサモー、ヒルモー、ヨルモー、飲んでもらいたいっすよね。