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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

サックス〔6054〕2019/11/12

サックス

2019年11月12日(火)晴れ

今朝、高知新聞読んでると、「斉藤さんサックス優勝」という見出しが目に止まりました。アドルフ・サックス国際コンクールというサックスのコンクールで、日本人の斉藤さん(27)が優勝、2位も日本人だった、という記事。なるほど。そんなコンクールがあるんだ。知りませんでした。

 

どうやらそのコンクールは、アドルフ・サックスが生まれたベルギーのディナンという街で4~5年に一度開催されてて、今年で7回目らしい。そう、記事に書いてます。

 

アドルフ・サックスは、サックス(サクソフォーン、サキソフォーン)を発明した人物。そう。サックスは、発明した人物がわかってて、その特許もあるという楽器なんすね。オーケストラとかで使われてる楽器は、長い歴史の中で徐々に発展、改良が重ねられてきた楽器だから、「誰が発明した」という個人名がでること、ありません。でも、サックスは、発明者個人が特定できていて、しかも全世界に広く普及しているという稀有な楽器なので、あります。

 

昔、僕はサックス奏者だった。

吹き始めたのは、中学校1年生のとき。吹奏楽部に入部し、サックスがどんな楽器かも知らずに始めてしまいました。まあ、みんな、そんなもんだ。アルトサックスだったので、その基礎から全部教えてくれたのは、当時高2の0先輩。優しく厳しくご教示頂きました。ありがとうございます。

中高一緒のクラブで、僕らは中一から、高校部門のコンクールに出て、高知県代表になったりしてた、あの緩い時代。選曲から練習方法から、全部自分たち、生徒たちで好き勝手にやってました。それで高知県代表になったりしてた訳で、いやー、楽しかった。

 

中2になると、サックスパートでは、僕が一番年長(高校のブラスバンドなのに、中2が!)になってしまったので、それからは好き勝手やりました。いやー、楽しかった。

 

当時、鏡野中学校吹奏楽部にM先生というすごい指導者がおりまして、その先生の本職は、アルトサックス。クラシックサックスの演奏が秀逸で、県下の中高生たちを門下生にして指導してました。

だから、高知高校とかのサックスは、クラシカルに上手だった。

僕は、一度だけ、山田のM先生の自宅へレッスンに行ったけど、それだけ。そして、クラシカルな道から逸れて、楽しいフュージョンやジャズ方面へと転がっていったのでありました。

 

高知へ帰って仕事をし始めた頃、からバブルが弾けるあたりまで、まだ20代だった僕は、高知の街で、ジャズのコンボでサックス吹いたりしてました。ああ。懐かしい。

 

それからも時々、ビッグバンドなんかで吹いてたけど、もう、何年吹いてないんだろう。

この記事を見て、会社の倉庫の奥にサックスをそのまま置いてたのを思い出して、引っ張り出してみました。まず、楽器ケースのチャックが錆び付いて、開かない。ハサミを使ってなんとかこじ開けると、ああ、かび臭い。臭いぞ。

そんな訳で、こうやって撮影したけど、このようにピンボケに写さないと、とっても恥ずかしいことになってしまう、昔吹いてた僕のアルト。

 

そう言えば。中学1年の時。ホルンもどきで左右反対のメロホンという楽器がありました。日管の。それがまあ、錆びて内側が真っ青。緑青で。

先輩は、その緑青だらけの楽器を吹こうとする1年生に、「ちゃんと吹けえよ。吸うたら死ぬぞ。」と指導してたこと、今、思い出した。

 

サックスの話でした。

サックスは木管楽器。金属製だけど、木管。それは、構造上、木製のリードというものを響かせて音を出すから。そもそもアドルフが、木管と金管の間を繋ぐ楽器として考えたらしい。おかげで、クラシカルな用途よりも、その自在は響きと操作性で、世界中、様々なジャンルの音楽で使われるようになったので、ある。吹いたことある人ならわかるけど、ドレミファが、基本、縦笛と同じ運指。クラリネットとかみたいにややこしくないので、直感的に、吹けます。

だから、僕みたいに練習をあまりしない少年でも、そこそこに吹けたのかも知れません。

 

僕が始めてサックスをO先輩に習った日から、もう、43年か。

いつか、また、吹いてみたいね。思い切り。

 

ちなみに、アドルフ・サックスが生まれたベルギーのディナンという街には、アドルフ・サックス通りという通りがあるんだそう。ストリートビューで見たら、こんな通り

ここでアドルフ・サックスが生まれなかったら、今のサックスという楽器は存在しなかった訳で、そうすると今とは違う音楽文化になっていた訳で、とても不思議な感じがします。


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