光の波〔6053〕2019/11/11
2019年11月11日(月)晴れ
昨夜はちょっと降ったみたい。朝、地面が濡れてました。
今朝、3時半過ぎの鏡川。鏡川大橋北詰河畔から撮影した、満月。
コンデジのシャッターを5秒開けて撮影したら、川面の月光がアートになりました。静かな川面も揺れていること、わかります。
正面に高知の街灯り。鏡川は、あの向こうで少し右に曲がってるので、ここから正面に街が見えます。右手にトップワン四国、左手に筆山。
川面のアートを見てみる。
結構、丸いのがあるね。つまり、この鏡川河口、汽水域の川面は、円形にたゆたうのでしょうか。波というのは、不思議。よく考えると、波という在りよう、不思議ですよね。なんで、行ったり来たりするのか。なんで、強くなったり弱くなったりするのか。なんで、うねり続けるのか。エネルギー法則はどうなってるのか。いや~、不思議。いや〜、不思議と書くのと、いやー、不思議と書くのでは、随分と印象が違うのも、波がもたらす影響かも知れない。
この川面のデザインとは直接関係ないけど、これ見てると、光が粒子として振る舞ったり波として振る舞ったりする、量子力学を想起させられます。
ひまわり文庫、今月の新刊でご紹介した量子関係の本を読んでると、たぶん、この世の中は、不思議な不思議な量子の世界であること、わかりました。量子力学の重ね合わせの仕組みが支配する世界。たぶん、それがなければ生物も生まれなかったし、僕もここでこんな風景を撮影していない。
なんでそんな不思議なことになっているのか、誰にも説明できんけど、実際にそうなっているのは事実で、それを利用して科学技術は発展してきた。なのに、今のコンピューターの計算の仕組みが古典力学に則っているのは、おかしいではないか。計算も量子の考え方を使うのが、この世界で生きる我々の、当然の方法ではないか、というのが、量子コンピューターの考え方で、その実現に向けて、世界中の研究者がしのぎを削ってるのは、ご承知の通り。
ひょっとしたら、もう、完成してるのかも知れません。僕は、その可能性、高いと思ってます。
もし量子コンピューターが完成してたら、今の世界中の通信で使われてる素数を使った暗号は、簡単に解読できてしまう訳で、それはすごいこと。アメリカの国家機関が関わって量子コンピューターが完成してたとしたら、アメリカ政府は、完成したことを隠してしまう可能性は非常に大きい。だって、国の安全保障上、暗号が暗号でなくなったら大変なことだし、逆に、自分たちだけが他国の暗号を解読できたら、その優位性は計り知れないから。
実際、かのエニグマを解読した英国のブレッチリー・パークの仕事は長い間秘密にされていたし、そこでアランチューリングが考えたことが、現代のコンピューターの基になってることも、秘密であったし。
てなことを月曜の朝から考える必要もなくて、この世界が織りなす自然の風景を素直に楽しみながら、仕事を始めたいと思うのであります。
さあ。そろそろ、夜が明ける。