もし、道路があったら、なかったら〔6046〕2019/11/04
2019年11月4日(月)晴れ
とても良いお天気。
昨夜は、宮古島からお客様が来られてて、楽しい夜を過ごしました。街はカーニバル00で賑わってましたねー。善き哉善き哉。
太腿裏の痛みは随分とマシになったので、今朝はちょっと走ってみた。そしたら、ちょっと痛くなった。なにをしてるんだか。筆山を駆け上がろうかと思うてたけど、そこは大人の分別。鏡川沿いだっけにしておいた、秋の朝。
天神橋と筆山。あの筆山に、車道がつくられたのは昭和30年代と言います。1960年代の航空写真を見ると、確かに、道路がある。現在の写真と違って車道がハッキリ写ってるので、つくられたばかりなんでしょうね。
その建設の際、この道路は鷲尾山を通って長浜までつながる計画だった、という話、聞いたことあります?
そう。そんな予定だったらしい。もしその計画が実行されてたら、鷲尾山まで車で登れるようになってた訳で、素晴らしい夜景とかを手軽に楽しめるようになってた訳だけども、さて。
南嶺をこよなく愛する僕にとっては、道路、できんかって良かったと思ってます。もし道路があったら、今みたいに楽しめんかったと思うから。山は、山のままが、好き。
筆山は、まあ、お墓が多いから、お墓参りのこと考えると車道があった方が良いのは、わかります。
山の車道、ということで言えば、五台山。五台山の車道は、なんと戦前、昭和11年に建設されてます。土讃線開通記念、南国土佐大博覧会に合わせたんでしょうか。昭和11年に、山頂まで、車道。誰が考えて実行したのか知らんけど、すごい。
五台山にロープモノレールが運行してたのは、僕が小学生から中学生の頃、という話を昨日も書いたけど、なんと、北山の七ツ淵へ参拝する人たちを運ぶため、ロープウェイが計画されてた、という話もあります。
歴史に「もし」は無いけど、「もし」を考えるのは、楽しい。北山へロープウェイで登る風景。鷲尾山へ車で登る風景。逆に、車道がない五台山や、筆山の風景。
ちょっとしたことで、歴史は、大きく変わってゆきます。
あまり変わらない風景も、あります。
例えば鏡川の畔。ここは、何年かに一度は、大雨で増水した鏡川が溢れて冠水する場所。この10月にもそんなことがあり、全国ニュースになったけど、ここは堤防の外側なので、冠水するのはわかってます。みんなね。いつもの風景。
そしていつものように、チャレンジャーも。この右端に少しだけ写ってるもの。ここには以前から自販機があり、何年かに一度冠水し、新しい機械になってゆく。チャレンジャー。
機械は変わっても、変わらない、風景。