土佐町酪農〔6041〕2019/10/30
2019年10月30日(水)晴れ
まあ、良いお天気。秋晴れ。
土佐町へ来てます。総勢20名で、マイクロバスに乗って。
高知県中央酪農組合連合会(通称-中酪)という任意の組合が、あります。これは、ひまわり乳業へ生乳を出荷してくれている酪農家さんだけで構成される、組合。毎年、乳質表彰をおこなったり、乳質改善に資する事業を行ったり、懇親を深めたりしてる、組合。
秋には、組合員以外の酪農家さんや関係者も招いて、外部講師による勉強会などを開催したりしておりますが、今年は、土佐町へやって来ました。
土佐町酪農組合さんという団体が、あります。土佐郡土佐町で酪農業を営む皆さんの、団体。実は、この8月までは、その生乳は弊社へは入ってませんでした。しかし9月、四国生乳販連さんによる「配乳転換」というのがありまして、ひまわり乳業へ入ることになったのでした。ありがとうございます。そして中酪の仲間が増えました。
で、中酪の、今年の研修は、みんなで土佐町へ行って酪農家さんの取り組みを見せて頂き、そして懇親を深めよう、ということになった訳です。せっかくの機会ですきに。
酪農家さん同志って、意外に、一部の酪農家さんを除いてあんまし渾身を深めたりする機会、ないんですね。お互いの取り組みを勉強したり情報交換したりするのは、とても大切。同業だけど、商売敵になる訳ではないので、そんな機会は多ければ多いほど、良いのにね。
そんな訳で、ひまわり乳業が鎹(かすがい)になって、つながっていく、つながりが深まっていく、というのは、良いことだと思ってます。
ここは、土佐町中学校のすぐ近く。土佐町でいちばん繁華な田井と、役場がある森との中間に位置する酪農家さん。この酪農家さんは僕と同い年で、若い頃からよく知ってます。優秀な後継者さんもおりまして、これから益々期待が膨らむ酪農家さん。熱心に、乳牛の改良に取り組んでおられます。
そして今から懇親会。田井の、奇跡の量販店「末広ショッピングセンター」に併設する「フォーラム末広」さんで、やります。飲ります。呑ります。コミュニケーションを深める高知では最適の手段だ。バスなんで、あとの心配ないし。
高知市を睥睨する「筆山」。ひつざん。
あの山は、戦国期、森氏が居城とした山。鏡川沿いに土居町とかあるけど、それは、森氏の城下の土居があったから。
15世紀前半に、近江から阿波を経て吉野川を遡上、この地にやってきた、森氏。どんどんと勢力を伸ばし、土佐の中原まで進出、そして筆山にお城を築いて土佐の中原を睥睨した森氏。しかし本山氏との勢力争いに敗れ、ここへ戻ってきた、森氏。そんな歴史。
さて。
今まで県外へ運ばれてたここの生乳が、再び、土佐の中原へと運ばれ、弊社で処理されることになりました。なんとか、この嶺北のブランド乳として、確立できたら良いな、と思っているところです。素晴らしい環境の中で、良い酪農をされてますきんね。
その為に、今から、じっくりと懇親を深めよう。
仕事です。