継体天皇〔6015〕2019/10/04
2019年10月4日(金)福井は雨
福井へ来てます。北陸の、福井。
昨日の朝、伊丹へ飛行機で飛んでからサンダーバード。3日前に、伊丹空港の到着ロビーへ降りてくる日はいつ、などと書いたくせに、早くも今朝、降りてきてしまいました。実にまったく自分の予定というものがわかってないね。困ったもんだ。
昨日の高知は、大雨。僕の乗った飛行機は奇跡的に飛んだけど、かなりの飛行機は欠航になってました。
大阪着いてから、高知が結構降ってること、知りました。人的被害はなかったようで、良かったけど、油断してましたね。まさか、こんなに降るとは。しかも満潮と重なるタイミングの悪さで、あの、鏡川の河川敷が冠水。
あそこは、3年に一度くらいは冠水するので、高知市民はそんなに驚いてません。いつもは、台風とかで大雨が予想される中の冠水だから、駐車場の車、よほどのウッカリでなければ、みんな避難して、流されない。ところが昨日は、あんなに降って冠水すると誰も思ってなかった。だから、あんな全国ニュースの映像になってしまった訳ですな。
過去、このにっこりでも幾度か紹介してる、鏡川冠水風景。こんなのとか、こんなのとか。
この季節だから油断、ということもあるだろうけど、過去を見てみると、10月中旬以降に冠水したこともあって、あの時は、ふるさとまつりに設営されてたブースのテントが破壊されて酷いことになってました。
とにかく、あそこは、冠水するのが前提の場所では、あります。
さて。出張で福井市。福井は、学生時代、東京から新聞配達自転車で高知まで帰ったときに、立ち寄ったのが初めて。このにっこりだと、2004年2月、雪の福井城が最初。2012年2月にも、雪の福井。
あれ以来ですかね。
今朝は5時過ぎから足羽山、走ってきました。この山は、福井市民にとっての憩いの山みたい。高知で言えば、五台山と高知城を一緒にしたみたいな感じでしょうか。神社、お寺、お墓も多くて、なにより顕彰碑みたいなのがいたるかしこにあるのが印象的。
そして、たくさんの古墳。
古代、ここにかなりの有力者がおったのは、間違いないっすね。足羽山の山頂には、明治の初め、公園として整備する際に壊されてしまった山頂古墳があり、そのてっぺんに継体天皇像。
この印象的フォルムは、なんか、映画の大魔神を思いださせてくれます。
越前福井というと、朝倉義景とか柴田勝家とか思い浮かべるけど、地元の人にしてみたら、そうでもないみたい。では継体天皇なのか、というと、そうでもない。でも、みんな知ってます。子供の頃から遠足とかで出かけ、親しんできた足羽山のてっぺんにある像が、継体天皇であることは、知ってます。どういう経緯で、福井に継体天皇なのか、という詳しいことは知らなくても、とにかく知ってます。
でも、福井市民にとって一番有名な郷土の偉人は。昨夜、色々と聞いてみました。
橋本左内。
なるほど。龍馬にも影響を与えた橋本左内。安政の大獄で殺された橋本左内。
なるほど。
橋本左内は、15歳のときに、啓発録という誓いの書をしたためました。そしてその強い決意、意思で、藩政改革に活躍、思想的にも素晴らしい体系を創り上げていった人物。その人物に肖り、福井の中学生は、中学2年生のときにその啓発録を学び、立志式というのをやるんだそう。
だから、福井市民はみんな知ってる橋本左内。なるほど。
さて。今日はそんな福井で、お仕事です。志を立て、頑張ります。