熱田神宮、下知我麻神社の朝〔5897〕2019/06/08
2019年6月8日(土)晴れだがや
名古屋です。昨日の夕刻、御殿場からバスで三島へ移動し、新幹線こだま号で名古屋までやって来ました。今日のFDAで、高知へ帰ります。
帰るんですが、問題は梅雨。昨日、関東甲信、東海、北陸、東北南部が梅雨入りしたらしい、とのニュースが発表されました。ところが僕らの四国とか中国、九州近畿はまだ発表されてない。予報見ても、あんまし降らんみたいだし。さて、いったいどうなる今年の梅雨。
名古屋は東海地方な訳で、東海地方は梅雨入りした訳だけども、昨夜到着した頃合いには雨、降ってなくて、地下鉄に傘、忘れてきてしまったではないか。昨日、御殿場のメーカー様に貰った大切な傘。ごめんなさい。まどいます。
で、今朝は、雨上がりの名古屋を走ってきました。結構蒸せて、汗びっしょり。でも心地よい名古屋RUNを堪能して参りました。久々に熱田神宮RUN。
伏見に泊まってたので、伏見通りを走ろうとしましたが、とにかく信号が多くて引っかかりまくるので、少し西の堀川沿いにしました。
堀川は、福島正則によって開削された運河。洪積台地の北西端に、名古屋城。その名古屋城と、東海道の要衝である熱田神宮南の港を、洪積台地の西斜面を開削して繋いだ堀川は、名古屋発展の礎になりました。走ってると、その辺、よくわかります。
幾度も紹介してきた、地理院地図の土地条件図をおさらい。ここが名古屋城で、ここが熱田神宮。オレンジ色が洪積台地(更新世段丘)ね。熱田神宮の南が、東海道の宮の渡し。名古屋城と宮の渡しを結ぶ堀川。
さて。熱田神宮さん。早朝から、たくさんの善男善女がお参りに集う、森。雨上がりなので、よりいっそう神秘的な雰囲気が醸し出される太古の森。
その森の一番南端には、別宮八剣宮さんが、かなりの威容を見せてます。別宮ですきんね。摂社末社ではなくて。
その横には、知恵の神様、上知我麻神社さんと、両脇に大国主神、事代主神。そこは、お参りしたこと、ありました。
今朝は、南端の巨大な鳥居から参拝したので、もちろん八剣社さんも上知我麻神社さんも大国主さんも事代主さんも、参拝。そして、熱田の森の西側を北上してたら、こんなお宮さんがありました。下知我麻神社さん。おう。知らんかった。御祭神は、真敷刀俾命。マシキトベノミコト。上知我麻神社の御祭神、尾張国造の乎止與命(オトヨ)であり、昔は東海道や佐屋街道に面してたことから、旅行安全の神様として尊崇されてきた、と書いてます。なので、上知我麻神社は宮簀媛のお父さんで、下知我麻神社はお母さん。宮簀媛は、日本武尊が娶った女性で、日本武尊が亡くなった後、預けられてた草薙剣を奉斎して熱田神宮を創建した、という重要人物。
そんなこんなの経緯が伝説になってることからも、上知我麻神社、下知我麻神社は、かなりとんでもなく古いお宮さんであることは、なんとなくわかってきます。
その下知我麻神社。背後の、熱田の森を透過して差し込んでくる朝日が、なんと神々しいこと。あまりに神々しかったので、撮影してきました。
不思議なことに、熱田神宮を背にした神社、下知我麻神社。不思議な、神聖な雰囲気が横溢するお宮さんで、なんか、心洗われました。
帰りは、伏見通りを走りました。良い、名古屋の朝。高知へ帰ったら、今日もお仕事。心洗われたので、頑張ります。