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昼咲き月見草〔5889〕2019/05/31

昼咲き月見草

2019年5月31日(金)薄曇り

本社棟は、結構、緑に囲まれてます。いわゆる緑地帯というやつですね。正面玄関の方は整備された感じだけども、裏手の方へまわると、よく言えば自然のたたずまい。物には言いようがあるもんだ。自然のたたずまい。僕は、そんな風景が好き。

で、今の季節、こんな花が咲いてます。月見草かと思うたけど、昼間に咲いてるので調べてみました。昼咲き月見草だ。 ヒルザキツキミソウ。そのまんまやがな。

 

月見草と同じマツヨイグサ属の花だけども、昼間も咲くのでヒルザキツキミソウ。なるほど。

ネットによりますれば、学名はOenothera speciosa。Oenotheraはoinos(酒)+ther(野獣)で、根っこにブドウ酒のような香りがあり、それを野獣が好むため、というのが語源になってるんだとか。それでは早速確かめてみよう。

 

根っこの匂い、嗅いでみました。う~ん。嗅いでみたけど、よくある草の匂いにしか感じられん。

そもそも。なんでブドウ酒、つまりワインを野獣が好んで寄ってくるのか。野獣はワイン好きなのかが謎い。そしてもっと基本的なことを言えば、野獣っていったい誰なのか。この辺が謎に満ち満ちていると思いませんか?なんかよくわからん野獣がワインを好む。根っこからワインみたいな匂いがするので、酒と野獣でOenotheraだ。

この発想の飛躍には、どう応じたらよいのだろうかと朝っぱらから悩んでしまう。どうでも良いけど。

 

その点、昼咲き月見草という日本の呼び方は、とってもわかりやすい。わかりやす過ぎるくらいだ。

月見草というのは、夜に咲いて夜明けとともに萎んでしまう花ね。日本では、マツヨイグサと混同されてることが多いみたいで、太宰治の「富士には月見草がよく似合ふ。」という有名な文章の月見草は、オオマツヨイグサのことではないかと言われてるんだそう。誰が調べたのか知らんけど。「富士には待宵草がよく似合ふ。」よりも「富士には月見草がよく似合ふ。」の方がしっくりくっきりするのは間違いないですが。

 

ノムさん(野村克也氏)が、通算600号のホームランを打った時に、有名なセリフを吐く。正確を期して、そのまんま。

「自分がこれまでやってこれたのは長嶋や王がいたからだ」

「彼らはいつも人の目の前で華々しい野球をやり、こっちは人の目にふれないところで寂しく野球をやってきた。花の中にはヒマワリもあれば、人目につかないところでひっそりと咲く月見草だってある。王や長嶋はヒマワリ。それに比べれば、私なんかは日本海の海辺に咲く月見草だ。自己満足かもしれないが、そういう花もあっていいと思ってきた」

 

僕は月見草だ、と宣った訳だけども、この言葉、どうやら太宰治の上記の文章をもとに、入念に準備して喋ったものらしい。と、いうことは、ノムさんが念頭に置いてたのも、ひょっとしたら待宵草なのかもしれん訳だ。どうでも良いけど。

 

ひまわり乳業の本社棟に咲く月見草。違った。昼咲き月見草。月見草みたいだけども、昼間にも咲く月見草。ひまわり乳業に咲く花としては、月見草よりも昼咲き月見草の方が相応しいのかも知れませんな。ヤマモモの木に、実が生りはじめました。明日から6月。もうすぐ、梅雨。


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