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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

ひまわり文庫、2019年6月の新刊〔5890〕2019/06/01

ひまわり文庫、2019年6月の新刊

2019年6月1日(土)晴れ

6月になってしまった。なってしまいました。梅雨入り前のひととき、いかがお過ごしですか?

梅雨に入ると、読書が楽しくなりますよね。そんな訳で恒例、ひまわり文庫6月の新刊。

 

左上からいきましょうか。新聞の書評欄で気になって、買いました。「虹色球団」。1973年(昭和48年)に、10ヶ月間だけパ・リーグに存在した「日拓ホームフライヤーズ」について、張本など、当時そのチームで活躍した選手などへの取材を元に書かれた本。覚えてますもの。日拓フライヤーズ。この著者、高橋ユニオンズとかクラウンライターライオンズとかのことを買いた著書もあるんだそう。マニアだ。マニアは好きです。

 

その右には石田衣良、池袋ウェストゲートパークシリーズが2冊と、伊坂幸太郎の「バイバイブラックバード」ね。いつものように、週末とか出張移動中に一気に読むと、頭がスッキリします。

 

中段右端。小栗虫太郎の「法水麟太郎全短編」。「黒死館殺人事件」で有名な法水麟太郎が登場する戦前のミステリ。ああ。今ではみられない、凝りに凝ったトリックやら機械仕掛けやら。絶滅した生き物の化石や標本を見てるような気になるけど、それが却って新鮮だったりします。懐かしさ、満載。

 

「日本の偽書」は、日本に古代から存在してきた数々の「偽書」を紹介し、その中からまず、「上記(うえつふみ)」や「竹内文献」をピックアップする。超国家主義者たちが、今に通じる「日本は偉い」を称揚する為に利用した、荒唐無稽とも思えるようなこの文献類。でも、真剣に、偉い学者たちが信じてしまった社会とは、いったい何なのか。

「東日流外三郡誌」と「秀真伝」は、最近になって信者が増えた「偽書」。

長い長い間、真書であると信じられてきた天下の偽書「先代旧事本紀」についての考察も、楽しい。

 

「色」は、日本の「色」について初めて詳細に考察、検証された古典的名著。古典に出てくる様々な色は、現代の目でみたら、本当はどんな「色」だったのか。日本人の「色」に対する感覚の変遷を、意外な視点から説き起こしていく名著。アマゾンの古本で購入した訳ですが、なんと、表紙を開けたら著者のサインがありました。お買い得お買い得。

 

「日本神話」はいかに描かれてきたか」。教科書とかで、神武天皇とかイザナギ・イザナミとかがどんなに描かれてきたか。江戸時代からこちら、その描かれ方の変遷を、様々な資料をもとに解説してます。まあ、期待ほどではありませんでした。なるほどね、という感じ。

 

その下の「神聖天皇のゆくえ」は面白い。さすが、島薗進。最近の天皇即位に際しての国民感情、盛り上がりは、いったいどんなルーツを持ってるのか、この本を読むと理解できます。水戸学に端を発し、尊王攘夷、そして明治維新にかけてつくりあげらててきた「神聖天皇」のイメージ。異常な高揚の中で太平洋戦争が起きてしまい、戦後、新しい天皇像が必要とされてくる。そんな経緯、推移と、現代における状況、問題点を考えさせてくれます。この辺、よく知っとかないと、空気に流されてしまいますね。日本人は気を付けよう。よく、知っておこう。

 

「現代に生きるファシズム」は。かの佐藤優と、最近のマイブーム片山杜秀の対談本。この組み合わせ、面白くない訳が、ない。右翼の研究者でもある(そっちが本業らしいけど)片山杜秀に、現代社会の知の巨人、佐藤優がからむ。ファシズムとナチズムの違い。本当のファシズムとか。いや、勉強になりました。これは、勉強になります。

 

その片山杜秀「音楽放浪記 世界之巻」。先月「音楽放浪記 日本之巻」をご紹介したけど、さすがやね、この人。クラシック音楽を、これほどまでに情熱を込めて論じる人、この人だけなんではないかと思いました。なので最近、ちょっと、久々にクラシック音楽を車の中で聴いたりしてます。意外にとっても面白い。そんなことに今更気づいた58歳。

 

最後は「尾崎放哉 全句集」。全部読んだ訳ではありません。時折、眺めて楽しんでます。自由律俳句は、種田山頭火と尾崎放哉が居れば、もう、十分だと思ってます。だって、自由律俳句は、その人の人生、生活、懊悩苦悩などと一体になったものでなくては意味がないから。そんな意味で、この二人の人生、生き方と句は一体のものであり、誰も近寄れない。

山頭火は、最後は松山で幸せに往生したけど、放哉は小豆島で「咳をしても一人」と吐露しながら、死んでいった。

そんな人生を知ってこそ、放哉の句は、胸に迫ってくる。

 

てな感じの6月の新刊。最近の傾向としては、あれですね、物理、数学、宇宙系のやつが少ないですね。地学ものも。深い意味はないけど。

梅雨に入ると、雨音を聞きながら静かに読書だ。楽しみな季節になりました。


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