Train train train〔5783〕2019/02/14
2019年2月14日(木)晴れ
昨日は、宿毛で農事組合法人幡多酪農組合通常総会懇親会に出席し、たっぷりと飲んでから、汽車で帰ってきました。そう。汽車。電車ではない。中村駅16:47発の特急あしずり8号。「えきから時刻表」で見てみると、列車番号は2078D。そう。Dが付いてるからディーゼル特急。電車ではなくて、汽車。
汽車というと、JRが電化されているのが当たり前な他県の方々は、どんなイメージを思い浮かべるんだろうか。たぶん、蒸気機関車みたいなイメージなんだと思う。汽車汽車シュッポッシュッポッだもんね。だから、ディーゼルの気動車を見ても汽車と思わない。
しつこいけど、高知県人にとっては、JRは全部汽車で、電車は土電のチンチン電車だ。
JRが電化されてない都道府県、他にもあります。そう。徳島県。同じJR四国で徳島県に電化区間は、無い。まったく、無い。しかもですね、徳島には高知みたいな路面電車がないので、県内を電車が走ることがまったく無いのである。だから徳島県人は、高知県人以上に「汽車」へのこだわりがあるのかないのかは、知りません。
では、JR四国は、徳島や高知の路線を電化する計画を持っているのか。たぶん、持ってない。おそらく持っていません。少なくとも高知県は、ない。土讃線乗ってみたらわかるけど、単線で、トンネルだらけ。あのトンネルは、汽車の寸法に合わせた小さなもの。昭和の始め頃に掘られたトンネルも多く、とにかく開通させることを最優先してるので、狭くて小さい。あそこに架線を引くのは、どう考えても無理だ。無理。だから、土讃線を電化するならば、トンネル掘り直したりといった大工事が必要で、そこまでの費用をかけるほどの効果はまったく見込めないから、電化されることは、ない。
では、高知市近郊だけでも電化しては、という考えもあるかも知れんけど、昨日乗った各駅停車みたいに窪川行きとか、阿波池田行きとかがあるので、どっちにしても近郊だけだと効率が悪すぎるんですね。
では、土佐くろしお鉄道ごめんなはり線は、どうか。この路線はトンネルも少ないし、可能には思えます。思えますが、後免駅から土讃線に乗り入れせんといかんし、電化するような財政的余裕がないことは明らか。
そもそも、電化する理由が、ないと思いました。
写真は、会社の僕の部屋から撮影した土佐くろしお鉄道ごめんなはり線下りの一番列車。なんか、ねこバスみたいね。夜明け前の空に浮かび上がる一番列車。電車ではないので、列車という呼び方をしたりもしますよね。
でも、これにもちょっと違和感がある。列車というからには、列になってないとね。こんな感じで1両編成でも列車と呼ぶのは、なんか、違和感ありませんか?
Google翻訳で試しに「汽車 電車 列車」と入力してみた。翻訳された英語、どうなったと思います?
”Train train train”
だって。なんだそりゃ。
ともあれ、夜明け前の空を、トレインが駆け抜けてゆく。