カレーと牛乳と高校生〔5780〕2019/02/11
2019年2月11日(月)小雨
去年の2月、「高校対抗!第4回高知家の牛乳料理コンクール」のこと、書きました。当日の様子がこんな感じ。そして翌日のにっこりに、最優秀賞を獲得したのは高知農業高校のチームで、料理名「高知の園芸野菜たっぷり!ししとうのグリーンカレーゆず風味」であるとの報告をしました。
その時、このコンクールに関わっている県庁職員のTさんが、せっかくの素晴らしいカレーなので、なんらかの形で広く食べてもらうことができないだろうか、と熱く語っていたのがとても印象的だった。
昨日。高知県立高知農業高校。
去年の、あの最優秀作品を創った高校生たちは、もう、卒業が近い高校3年生。その学科の生徒さんたち30名が、お世話になった保護者の方々を招いて「卒業レストラン」といのを開催したんだそうです。学校の調理実習室を使い、教室を自分たちでレストランに改装し、メニューや進行も全部自分たちで考える。
もうね。ここまで書いただけで、なんか、涙が出そう。
オードブルから始まってデザートまで、高知農業で作った肉とか野菜とかをふんだんに使用した魅力的な献立。お察しの通り、そのメインディッシュに、去年の「高校対抗!第4回高知家の牛乳料理コンクール」受賞作品、「高知の園芸野菜たっぷり!ししとうのグリーンカレーゆず風味」が採用されていた、という訳です。もちろん牛乳はひまわり牛乳。調理方法も工夫していて数段レベルアップしていたんだそう。
今回、高知農業高校が所在する南国市の有名カレー屋さん、HACHIYAカレーさんが、豚肉に、農高で飼育しているヨークシャーを使ったカレーを作ってコラボ、グリーンカレーとの合いがけ、という贅沢版になってたとのこと。ああ。食べたかった。あっという間に保護者さんたちが完食したそうで、大好評だったようですね。
実は県庁のTさん、カレーマイスター。カレーの王様。Tさんの、カレーにまつわる人生を書くだけでも400字詰め原稿用紙に50枚くらいにはなりそうなんですが、Tさんの本職は遺伝子系の研究職。みんな、カレーの研究者と思ってるけど。そのTさんの思いが通じて、昨日の卒業レストランのメインディシュが実現しました。使った牛乳はもちろんひまわりね。
そんな訳で、今年もやってまいりました。本日が「高校対抗!第5回高知家の牛乳料理コンクール」本番。毎年、本当に楽しみ。最優秀を獲得した料理は、今回の農業高校さんとか、その前の年の最優秀賞嶺北高校さんとかで、たくさんの方々に食べてもらえる仕掛けが考えられてます。そう。あれもTさんの思いが実現につながったんだった。今年も、期待したい。本当に期待したい。
去年のにっこりひまわりには、こんなこと書いてます。
「Tさん、この最優秀作品のカレーを、高知農業高校がある南国市のどこかのお店で、期間限定で提供できるようにしたい、と、熱い思いを語ってました。」
「高知の園芸野菜たっぷり!ししとうのグリーンカレーゆず風味」は、HACHIYAカレーさんで、近日中に期間限定メニューとして食べることができるようになってるそうです。すごい。
いろんな努力、頑張り、思いが、広がってゆく。