山の神様とコカ・コーラ〔5778〕2019/02/09
2019年2月9日(土)曇り
今日は午前中会社でお仕事。お昼、リフレッシュRUNで介良の山を走ってきました。そろそろ体重70kgを切るぞ。平成最後のウルトラスーパーダイエット絶賛開催中で、ピークから7kg以上減りました。えっへん。みんな、なかなか気付いてきれんのが哀しいけど。
リフレッシュRUN。まず、朝峯神社にお参り。介良富士の西麓に鎮座まします式内社。延喜式とか日本三代実録とかに記載される、由緒正しき古社、朝峯神社。介良富士は、西と東から見たら富士山みたいな形。なので、富士山の浅間神社から勧請されてきたお宮さんで、もちろん御祭神は木花佐久耶姫。コノハナサクヤヒメ。以前、拝殿の背後にある古い古い石段を上がって御神体である大きな陰石を拝んだこと、あります。女性の神様なので女人禁制。今は「関係者以外立ち入り禁止」の看板があって、男の僕らも近づけんようになってました。
その拝殿の左側、建物と建物の隙間を入っていくと、介良富士へ登っていく道があります。そこを駆け上がる。ところが、かなり道が荒れてる。倒木が凄まじい。このところの台風で、かなりの倒木があって道を塞いでおりました。迂回したりしながらなんとか急斜面を駆け上がっていくと。見晴らしの良い、巨岩がたくさんの場所に出ます。
この山は巨岩の山。朝峯神社の女陰石もそうだけども、たぶんチャートの巨岩がゴロゴロしているのが、介良富士なんですね。太鼓の昔の人々にとって、巨岩は、神が宿る場所。この山も、見た目が富士山に似てるだけでは神の山にはならんかったと思います。巨岩があったればこその、神の山。プレート運動があったればこその、神の山。
その見晴らしの良い場所に、石を組み合わせた信仰の場所があります。産宝様。介良富士の山頂近くで祀られる神様で、大国主神が御祭神とされるけど、謎も多い神様。神の山の巨岩の場所。間違いなく、神は、ここにいる。
組まれた岩の前には、左右、ビンに生けられた榊。ちゃんと今も大切に信仰されていることがわかる、青々しい榊。
生けられているビンを見る。向かって左は酒瓶のようだけども、向かって右側は、コーラだ。薄緑のビンに、懐かしい書体の「コカ・コーラ」の白い文字。その上に、これも白い文字で「ホームサイズ」。うん。懐かしいぞ。コカコーラホームサイズ。500mlのお徳用ビンが、ありました。
帰ってからネットで調べると、このビン、メルカリで1200円くらいで出品されてたりしました。なるほど。人気なんだ。懐かしいですもんね。よく飲みました。コカ・コーラホームサイズ。
今日はここから介良富士山頂を駆け抜け、潮見台ニュータウンへ降りる。で、団地の一番高いところまで駆け上がり、そこから鉢伏山へ。戦争遺跡が多く残る鉢伏山山頂界隈を通って岩屋観音様をお参りし、実盛様の方へと降ってきました。荒れたり鬱蒼としてたりする道が多いので、今の季節がたつくりやすい、介良の山。
コカ・コーラホームサイズのビンにも逢えたし。景色も良かったし。良い時間でした。
このビンを引っこ抜いてメルカリに出したりしたらバチが当たるので、やめちょいた方が良いと思います。
あのビンは、ここにこうやって存在し、このように役に立っていることが、正しいあり方だと思いました。たぶん山の神様も、そう思ってます。