大湊南タワー〔5755〕2019/01/17
2019年1月17日(木)晴れ!
もう、あの阪神淡路大震災から24年も経つのか。もう、そんなになるのか。あの日、あの瞬間のこと、よく覚えてます。
ベットでは、まだ1歳にもなってなかったJr.1号が寝てて、高知でも、目が覚めるくらいの揺れがありました。あのJr.1号が24歳になっているので、もう、24年も経過する訳か。神戸は、もう、あの震災の痕跡はほとんどなく、活気のある街に戻りました。
東日本大震災からはもうちょっとで8年。復興は、進んでいるんでしょうか。
ここは、南国市にたくさん作られた津波避難タワーのひとつ。大湊南タワー。5年前の3月、完成しました。高さは11.43m。海抜4.03mの、この十字の場所に建ってます。この航空写真が撮影されたときは、まだ、このタワー、建ってないですな。
すぐ北に南国市立大湊小学校。運動場が写ってますね。
地理院地図の起伏図を見るとこんな感じで、地学用語で言うところの浜堤が、海岸の北に横たわっている。標高10mを超える丘が。
でも、ここは津波が襲ってくる予想。高知県が提供している津波最悪想定動画を見ると、あの丘、津波は簡単に乗り越える予想なんですね。最悪想定だと。ただ、安政南海地震とかでは超えてない模様。だから、南海地震でもかなり大きいレベルのものでないと、越えない。まあ、越えなくても、物部の河口とか切戸からとかはやってくるので、どっちにしてもここはたぶん浸水。
大湊という地名からもわかるように、前浜には、紀貫之も寄港したという港があった。船は、今の切戸の辺りから港へと入ってきていたと思うので、かつての南海地震では、そこからの津波浸水でこの辺はぼったりしょと浸かったんだと思います。
大湊小学校も、避難施設なんですかね。大湊小学校の生徒たちは、ここに逃げるのか校舎へ逃げるのか。
誰もいない静かな避難所。でも、ここ南国市の避難タワーは、いつでも誰でも上ってくることができます。中土佐町のとかもね。ところが、物部川の東、香南市とか安芸市の避難タワーは、普段は扉が閉まって入れんなってます。あれ、いかがなものかと思いますよね。誰かがいたずらするとか、誰かが落ちたら責任問題になるとか、思っているんだろうか。
たまに上がって、どんなところか確認しておく。それも、いざという時に役に立つんではないかと思います。
この避難タワーが無用の長物になることを祈る、1月17日。