ぜんざい、好きです〔5754〕2019/01/16
2019年1月16日(水)晴れ
昨日は1月15日。高知では、概ね、1月15日に鏡開きやります。やりますよね?
これ、地域によって違うんだそう。ネット検索してみると、「一般的には1月11日に行われる鏡開き」などと書かれている。どうやら東京とかでは1月11日が主流らしい。東京でやるから「一般的」と言われてもね。でも、これには理由がある。
そもそも鏡開きのはじまりは。
歳神様をお迎えする為に飾る、鏡餅。「松の内」が終わるとお正月も終わり、てなことで、歳神様の宿ったお餅を頂いて、一年の無病息災を祈願する。で、その、お正月に区切りをつける行事が、鏡開きのはじまり。でもそれを一般化したのが、三代将軍家光。
「松の内」は、1月15日の小正月まで。で、その後の1月20日に、鏡開きをする、という感じだったらしい。でも、家光公が4月20日に逝去したので20日は忌み日ということになり、対策を考える。
結局、鏡開きは1月11日に行うこととしたのである。が、それだと「松の内」期間中になってしまう。そこで幕府は、「松の内」は1月7日まで、というお触れを出して整合性を図ったということ。
まあ、いつまでも浮かれてないで仕事仕事、ということなのかね。
ところが。関西ではこのお触れが無視される。「なに言うてまんねん」という訳で、松の内は1月15日までのまま。まあ、少しは幕府の顔を立てて、ということかどうか知らんけど、鏡開きもその1月15日にするようになった、といった話がネット上に本当のように書かれているけど、真相は知りません。ちなみに、今も1月20日が鏡開き、という地域も残ってるし、京都近郊では1月4日に鏡開きする、などという話も、ある。そりゃあちくと、早いぞ。
そんな訳で、昨日の15日、松山から会社へ帰ってきたら、おぜんざいの良い香り。事務員さんたちが、鏡開きということでおぜんざいを炊いて、お餅を焼いてくれていたのでありました。
「できたので、どうぞ食べてください!」
僕は、今、ウルトラスーパーダイエット絶賛開催中でして、順調に成果を出しています。会社の人は気付いてくれんけど。そんな僕にお餅入りのぜんざい。ああ。
今回のダイエットは、糖質制限を基本にしているのに。なのに。ああそれなのに。お餅入りの甘い甘いぜんざいだと?
でも、せっかく作ってくれたので食べないのは失礼。
ご存知の方はご存知と思いますが、僕は甘いものに目がないのである。本当です。で、食べました。おいしかったです。ありがとうございます。ああ、おいしかった。
今朝5時に出社してみると、本社棟の台所のレンジにお鍋がかかったままだ。蓋を取ってみると、中には昨日のおぜんざい。まだ残ってました。ああ。どうしよう。
と、言う訳で、食べました。僕のバカ。
今日のお昼は抜いてしまおう、と、心に誓った冬の朝。
そうそう。無病息災と商売繁盛もお祈りしなくっちゃ。