宿毛の偉人の仲間入り〔5750〕2019/01/12
2019年1月12日(土)小雨
今日は所用で宿毛。高知県西端の、宿毛市。珍しく、汽車でやって来ました。汽車の中で仕事やら読書やらしたかったのでね。土讃線と土佐くろしお鉄道を走る汽車の中は、時間がゆっくりのったり流れ、パソコン打ったり本読んだりするのに、とても良い空間なのであります。
ここは終点の宿毛駅。線路の行き止まり。この駅前に、こんな幟旗が立てられてました。そりゃあそうだ。宿毛が生んだ英雄、豊ノ島関を、地元が応援せん訳がない。
それにしても宿毛は、偉人輩出率が高い。本当に高いと思う。
このにっこりでも、宿毛出身の偉人、幾度も幾度も幾度もご紹介してきてます。吉田茂の実兄にして小松製作所の創業者、竹内明太郎。早稲田大学理工学部創設は、この人物が居なかったらできなかった。早稲田大学と言えばね、早稲田建学の母とも言われる小野梓も、宿毛だ。毎年、その功績を顕彰するために、早稲田の総長が宿毛へやって来るくらいの功労者、小野梓。
小岩井牧場の「小」、小野義真も宿毛。それも、みんな、近所なんですね。生まれ育ったの。初代北海道長官の岩村通俊も、宿毛だね。札幌、円山公園の銅像を紹介したことあります。
竹内明太郎の父、竹内綱や小野梓、岩村通俊は、全部、宿毛、酒井南嶺さんの門下生。やはり、教育だ。国をつくる、企業をつくるのは「人」であり、「人」をつくるのは「教育」である、ということを、宿毛が生んだ綺羅星のような人材達が教えてくれる。すごい。それにしても酒井南嶺、もっともっと顕彰されてもよい、すごい人だと思います。
実業家、政治家だけではない。宿毛の偉人。あの「平城山」の作詞で有名な歌人、北見志保子も宿毛出身。
そして、今は豊ノ島。
政治家、実業家、文人ときて、なんだ相撲取りか、と思わないで頂きたい。
豊ノ島の凄さについては、もう、このにっこりで幾度も何度も書いてきたので飽きたかも知れません。でもね、彼の人間としての素晴らしさはね。もうね。
大怪我から復活し、苦労に苦労を重ねて十両に復帰した豊ノ島関は、僕らおじさんの希望の星。くたびれたおじさんに、やる気を注入してくれます。
本当に久々に関取復帰となった11月場所では、あと少しで十両優勝、という11勝4負。で、明日から始まる1月場所は西十両五枚目だ。
幕内も近いぞ。でも、贅沢は言いません。怪我なく、豊ノ島らしい相撲を期待したい。しかし幕内でも見てみたいね、もう一度。ここまでやったんだもの。
僕の中では、上に書いて来た宿毛の偉人たちと立派に肩を並べる偉人、豊ノ島関なのだ。